ミッキーマウスなどのディズニーキャラクターをモチーフに採用したアクセサリーは、日本の市場にも溢れている。腕時計の世界もそれは同じだ。ミッキーマウスやドナルドダックなど、ディスニーの人気キャラクターを文字盤に採用した腕時計の代表格としては、世界的ブランド「ブルガリ」グループに統合された「ジェラルド・ジェンタ」(Gerald Genta)による、「レトロ・ファンタジー」(RETRO FANTASY)シリーズが有名だ(第22回「“可愛くない値段”の大人向けディズニーウォッチ」で紹介)。
国内の代表的な腕時計メーカーに目を向けると、シチズンもミッキーマウスを文字盤に採用した廉価版腕時計を長年海外で発売している。かなりの数量が国内にも逆輸入され、手ごろな価格が若い世代の間で人気を博している。
「SECRET MICKEY WATCH TYPE2」
ミッキーマウスをモチーフにした腕時計を国内で定期的に発売している「JAM HOME MADE」から、ちょっとユニークな製品が発売された。世界中で発売されるディズニーキャラクターを採用した腕時計は、超高級志向のモノか、安価で玩具に限りなく近いモノの両極に大別できるが、JAM HOME MADEが企画/発売した製品は、珍しくその中間層の価格帯に属している。
「SECRET MICKEY WATCH TYPE2」と名付けられた新しい腕時計は、ミリタリーウォッチをベースに”曜日カレンダー機能のギミック”を加えたものだ。サイズ的には直径が約38mmあり、一般的に男女共通サイズといわれる”ボーイズサイズ”よりほんの少し大きいが、女性の細い腕でも違和感なく着用できるバランスだ。ブラックフェイスにブラックのベゼル、ブラックのナイロンベルトを採用した黒ずくめの外観はなかなかシックでオシャレだ。
後ろ手に両手を組み、文字盤中央に立つ黒いミッキーマウスの赤いパンツと黄色い靴が強力なアクセントになり、ダークな文字盤全体を引き締めている。曜日カレンダー機能では、月曜日から日曜日までの曜日表示として7種類のミッキーマウスの目を用意し、「口ほどにモノを言う両目」が毎日変化するという楽しいギミックを採用している。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである。

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