AR関連企業/団体が参加する非営利任意団体「AR Commons」。このAR Commonsによるカンファレンス「AR Commons Summer Bash 2010」の2日目「Open Source & Students' Day」が、内田洋行にて開催された。 1日目はAR界の著名人によるセッションに注目が集まり(関連記事)、2日目の目玉は学生たちによるARのビジネスモデルのコンペとなった。予選を突破した3組によるARアイデアが審査されるという内容だ。
2日目の司会は、ARユニット「AR三兄弟」の長男・川田十夢氏。まずはイベントのスタートにふさわしく(?)、「AR諸先輩による模範演技」が披露された。いずれも川田氏が開発したAR作品で、ARマーカーが付いたヘルメット「カクメット」からビームを出す作品や、「ふたつの意味でマジック」、「ARスプーン曲げ」、「AR野球盤」などが登場した。さらにメディアへのAR展開活動も説明され、ひとつのエンターテイメントとしてまとめられており見応えがあった。
AR三兄弟の川田氏に続き、M・SOFT 松本泰英氏が登壇。M・SOFTは1日目の記事でも紹介したように、AR制作者には有名なAR開発ライブラリ「ARToolkit」商用版の日本代理店。元々はC言語のライブラリだが、Java版やFlash版の製品も紹介。また、「ARToolkit」で開発する際のガイドラインが紹介された。
