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商品撮影で重要な5つの写真表現:宝飾品編 (3/6)

2010年05月27日 11時00分更新

文●吉田陽一/Web Professional編集部

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パールの丸みはグラデーションで

吉田:まず私が撮ってみます。どうでしょうか。


三浦:ヒドイ写真だねえ。まるで銀ダマを繋いだだけの数珠にしか見えないね。パールらしさもなければ大きさや付けた時の感じも全然伝わってこないな。この写真で全国の女性の心をつかめると思っているのかい?

吉田:女性の心のつかみ方は苦手なので、よい方法があれば教えてください。

三浦:じゃあ模範作例を撮ってみるか。


吉田:パールらしい透明感のある乳白色に撮れていますね。

三浦:色だけじゃなく、パール1つ1つにグラデーションを描写して、見た人に球体だと感じてもらうことが重要なんだ。

吉田:パールを布に掛けているのはどういう意味ですか?

三浦:人型にした布の首筋にパールを掛けることで、ネックレスであることを説明しているんだ。これなら数珠には見えないよね。

吉田:ネックレスをテーブルに置いただけの私の写真に比べる、断然高級感を感じますね。

三浦:同じパールのネックレスだけどね(笑)

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