このページの本文へ

商品撮影で重要な5つの写真表現:宝飾品編 (2/6)

2010年05月27日 11時00分更新

文●吉田陽一/Web Professional編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

カメオの繊細さはサイドライトで

三浦:これはウチのカミさんに昔プレゼントしたカメオなんだ。

吉田:想い出の品ですね。

三浦:……。

吉田:(なんか余計なこと言ったかな)じゃ、じゃあ早速失敗例を見てみましょう。なんかぺたっとした印象ですね。


三浦:立体感が全然ないだろう? せっかくのレリーフも印刷みたいだし。

吉田:何でできているかよくわからないですね。こういう形の紙のシールだって言われても納得してしまいます。

三浦:じゃあ私が撮った写真を見てみよう。


吉田:同じカメオなのに全然雰囲気が違いますね。一番の違いは立体感で、レリーフがきちんと立体的に見えています。

三浦:「サイドライト」という撮り方で、平面的な被写体を立体的に見せているんだ。これがないと最初の写真みたいに平面的に見えちゃうんだよね。

吉田:三浦さんの写真には、立体感だけでなく素材感もありますね。

三浦:素材感はハイライトで作るんだ。いかにも貝殻らしい素材感が出ているだろう。

吉田:失敗例のカメオは全然欲しくないけど、模範作例のカメオなら買ってもいいかな。

三浦:だろう! 次はパールだ。

この連載の記事

一覧へ

この記事の編集者は以下の記事をオススメしています