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ロードマップでわかる!当世プロセッサー事情第47回

NVIDIAチップセットの歴史 その2

インテル向けやGPU内蔵に進出したNVIDIAチップセット

2010年04月12日 12時00分更新

文● 大原雄介(http://www.yusuke-ohara.com/)

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NVIDIAのAMD向けチップセットロードマップ
NVIDIAのAMD向けチップセットロードマップ

PCI Express対応のnForce4をAMD向けに投入

 前回前々回で述べたように、「nForce3」シリーズでAthlon 64/Opteron向けチップセットマーケットのかなりの部分を握ったNVIDIAの次なる製品が、2004年9月に発表された「nForce4」シリーズである。これはNVIDIAにとって初のPCI Express対応チップセットとなった。ちなみに従来同様、ワンチップ構成のチップセットとなっている。

 このnForce4はまず、以下の3製品がリリースされる。対象となるのはSocket 939とSocket 754のAthlon 64/Sempronなどである。

nForce4 SLI
x16のPCI Express(PCIe)レーンをx8+x8と構成することで、SLI動作を可能としたモデル
nForce4 Ultra
nForce4 SLIからSLI機能を省略したもの
nForce4
nForce4 Ultraのバリュー向け。SATA 300をSATA 150にダウングレードしたり、ネットワーク用のハードウェアファイアウォール機能「ActiveArmor」などが省かれたもの
nForce4 SLI搭載マザーボードの例 nForce4 SLI搭載マザーボードの例

 扱いとしては、nForce4 SLIがエンスージャスト向け、nForce4 Ultraがハイパフォーマンス向け(SLIは必要としない)、nForce4がメインストリーム向けという扱いである。しかし、「nForce4でもまだ高価」という評価を受けたためか、2005年の第2四半期には、「nForce4 4X」なるチップセットを非公式に投入する。スペック的にはnForce4と同一ながら、HyperTransport Linkの速度を800MHzに制限した製品である。

 これに続き、2005年8月には「nForce4 SLI x16」をリリースする。こちらは2チップ構成となったものだが、実体はnForce4 SLIにHyperTransport PCIe Tunnelを追加した構成である。

図1
図1 nForce4 SLI(左)とnForce4 SLI x16の構造

 図1の左がnForce4 SLI、右がnForce4 SLI x16の構造を簡単にまとめたものだ。要するに、右図でCPUに近い位置にある「nForce4 SPP」が追加のPCIe Gen1 x16レーンを提供することで、nForce4 MCPから出るx16レーンを組み合わせて、x16レーン構成のSLIが可能になるというものである。ちなみにnForce4 SPPは最終的に「Crush51D」というコード名になっているが、これはかつて「Crush3GIO」という名前で開発されていたものと見られている。

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