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空飛ぶパンツに200人が感動 「空フェス!」レポート

2010年03月09日 20時00分更新

文● 野々村美緒 撮影協力●ニコニコ技術部(Hatris、いなんず)

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4枚羽根の飛行機など、展示ブースもアツい!!

 「空フェス!」は、パンツ型羽ばたき飛行機を飛ばしただけでは終わらない。展示ブースには、40種類以上の飛行機が大集合していた。

 その華麗さで会場の女性から熱い視線を集めていたのが、羽ばたき飛行機製作工房の「60cm級メガネウラ」。やんわりとカーブを描いた羽根が左右に2枚取り付けられており、生き物のように、優雅に羽ばたきながらゆっくり空を飛び回っていた。

 重さはわずか6gで、この軽さのおかげでゆっくり飛ぶことができるのだそう。軽さを保つため、ギヤなどの機構やモーター、赤外線リモコンも全て自作しているというすごさだ。制御基板はわずか切手程度の大きさなので、ハンダ付けに技術が必要だという。

60cm級メガネウラ

羽ばたき飛行機製作工房の「60cm級メガネウラ」は、飛ぶ前は取り立てて変わったところのない飛行機。しかし羽ばたき始めると、その印象は一変する(冒頭の動画の1分57秒頃で確認できます)

 さらに軽い機体も多く登場。「超小型飛行体研究所」の柴田さんは、わずか1.7gのラジコン紙飛行機を持参していた。ベースはバルサ材で、透明なフィルムは食品用ラップの5分の1の厚みしかない模型用の特別なものを使っている。電池部分やモーター、プロペラに至るまで、軽くするためのフルスクラッチ飛行機なのだ。この2機がペア飛行する様子に、場内の参加者は上を向いて釘付けになっていた。

机左端にある銀色に輝く飛行機が、重さわずか1.7gのラジコン紙飛行機。超小型飛行体研究所の柴田さんの作品

 ニコニコ技術部からは、アイデア勝負の「名機」が多数、飛び出した。ガスガンの機構を使って飛び出す、巨大なロケットパンチを作成したのは、自転車P(ユウタ)氏。ぶどう茶氏は、パンツ型に見えるように模様を付けた飛行リングを展示。これが単なる輪なのだが、20m近くもグングン飛ぶのだ。

自転車P(ユウタ)氏の作品「ロケットパンチ」は、ガスカートリッジを使って巨大なロケットパンチを射出する。3mほども飛ぶ大がかりな作品だ

 どの展示も、会場内で飛行デモを披露したり、参加者が操作できたりと、空飛ぶものの楽しさを来場者に伝えていた。

チームラボの「チームラボボール」は、直径1.5mのボールで、内部にヘリウムガスが充填され重さがほぼゼロの状態になっている。投げた際や着地の衝撃で、内蔵された高輝度LEDの色が変わるという仕組みだ

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