普通の通信アダプタから一回り大きいだけ
これで通信機能&バッテリー内蔵のモバイルルーター
イー・モバイルは同社の3G回線を複数のPCやゲーム機で共有できる、無線LANルーター「Pocket WiFi(D25HW)」を11月18日より発売する。金額は「ベーシック」で3万9580円。「にねんM」(2年契約を前提に端末価格が3万3600円割り引かれる)との組み合わせで5980円となる。
Pocket WiFiはファーウェイ製で下り7.2Mbps、上り5.8Mbpsの通信速度に対応。80gの本体ながら、バッテリーも内蔵しており、約4時間の利用が可能。IEEE 802.11b/gで通信できる機器であれば種類を問わずに、イー・モバイルの回線を通じて、インターネットに接続できる。
3GやWiMAXなど、無線データ通信サービス用のアダプタを接続して回線を共有するモバイルルーターは、IIJやトリプレットゲートが扱う「クティオ」など複数製品が登場していたが、飛び抜けたサイズの小ささが特徴的である。
またPocket WiFiにはUSB端子を用意。USBで接続したPCからは有線接続のルーターとして認識され、インターネットに接続できることはもちろん、USBバスパワーでの動作が可能。また、3G接続をしていない状態では充電も行なわれる。
なお、同時接続が可能な端末はUSB接続のPCをのぞいて計5台まで。暗号化方式として、WEPのほかWPA/WPA2をサポート。MACアドレスフィルタリングなどルーターとしての基本的な機能も装備し、Webブラウザ経由でアクセスすることで設定できる。