植物
画像として美しいのはR7の方だが、実際に目で見たときの色彩に近いのは933SHの方。933SHはシャープネスがやや弱い気もするが、奥の植物の適度なボケ具合が奥行き感のある画像になる。
建物
画角や見た目はほとんど同じ。933SHは少ない光を取り込もうとするため、明るいところ(奥の建物の屋根)は白飛び寸前だが、そのぶん樹木の葉はしっかりと撮れている。933SHの方が明暗の境目部分がにじまず、きれいに写る。
夕暮れ
夕空の微妙な青色やネオンサインなど、夕暮れの街並みを再現するのは933SHの方がうまい。全体のトーンは暗めだが、看板の文字などもしっかり写せている。
花や食べ物
933SHをシーン自動認識モードにしておけば、最適な撮影モードで撮影できる。マクロ切り替えすら不要で、花は生き生きと、食べ物はおいしそうに撮れるのが便利。
50枚程度が撮影枚数の目安
普段からデジカメ的に活用するなら、気になるのは何枚撮影できるか。上記作例づくりの際、“電波offモード”にして最高画質で75枚撮影したところ、バッテリー容量は最終的に15%ほど残っていた。もちろんメールや通話をすればバッテリーはさらに減るので使い方にもよるが、現実的な運用としてはフル充電で50枚前後をひとつの目安にするといいだろう。