5. Chopsticks Girl (REMIX) / Treow(逆衝動P)
とにかく快感なブレイクビーツ。「お経系テクノ」とでも言うべき冒頭から、後半に向かうに連れてキャッチーになっていく。「わりばしおんな。」というアングラな曲をリミックスするのがなぜかブームになったことがあり、先陣を切ったのがこの1曲だ。リミックスは逆衝動P。前回も紹介した「Chaining Intention」はもちろん、同曲のセルフリミックスで取り入れた、ノイズ混じりのウィスパーボイス(!)は絶対聴くべし。
主なタグ: ダメ曲が台無し/有名Pの暴走感染/わりばしおんな。
6. kumo kage tristesse / ずどどんP
開始27秒、耳をつんざく爆音ノイズに持っていかれる。「ヘッドホン推奨」のタグの通り、音の奔流にひたすら頭をかきまわされるのが気持ちいい。曲は、とにかく名前どおり「重低音ならこの人」と言われる、ずどどんP。「w/orld」、「desert」と連聴し、耳を爆音の洪水状態にしてみてほしい。
主なタグ: ヘッドフォン推奨/ぎゃっぎゃっずぎゃっぎゃ/リンク先は宝の山
7. ジェイコブズ・ラダー / DixieFlatline
冒頭からの透明感ある音楽ももちろん美しいのだが、2分48秒からのノイズ展開が本当にたまらないエレクトロニカ。モチーフになっているのは旧約聖書の「ヤコブの梯子」。繊細な歌詞の世界観を、しっかりと咀嚼して解釈してみるのも面白い。曲は、ウイリアム・ギブスンの「ニューロマンサー」に登場する老ハッカーから名前を取ったDixie Flatline。初投稿曲「ジェミニ」も必聴。
8. タコファッカー / マゾヒスティックミクバンド
初音ミク編のトリを務めるのは硬派のメタルサウンド。オジー・オズボーンやアイアン・メイデンなどの洋楽サウンドを初音ミクを使ってカバーする「マゾヒスティックミクバンド」が初挑戦したオリジナル曲だ。初音ミクが使われているのはシャウト部分だけなので趣旨に合っているかどうかは微妙だが、いいものはいいのだから仕方ない。大音量でヘッドバンギングしながら聴いていただきたい。洋楽のカバー曲一覧はこちらからどうぞ。