Windows 7のエクスプローラーに新しく追加された目玉の機能「ライブラリ」。今回はこれについて解説しよう。
分散したフォルダー&ファイルをまとめて管理
ライブラリは初期状態で、「ドキュメント」「ピクチャ」「ビデオ」「ミュージック」の4項目が用意されている。一見するとライブラリとは、Vistaで採用されていた「パブリックフォルダー」やユーザー別の「ドキュメント」「ピクチャ」フォルダーなどと同じようなものと思いがちだが、まったく違った機能である。
Vistaまでは、ユーザー別フォルダーやパブリックフォルダーに、ファイルの実体を保存している。一方Windows 7のライブラリは、さまざまなフォルダーに点在しているファイルを仮想フォルダー上に登録することで、一括して扱えるようにするものだ(ファイルの実体は今までどおりの保存方法)。
例えば、「C:¥Users¥(ユーザー名)¥Pictures」というフォルダーにある画像ファイルと、「C:¥Users¥Public¥Pictures」にある画像ファイルのどちらもが、あたかもライブラリの「ピクチャ」という1フォルダー内に保存されているように表示される。
ライブラリにファイルやフォルダを追加するのは簡単だ。エクスプローラーに「ライブラリに追加」というメニューが用意されている。このメニューボタンをクリックすると、現在あるライブラリ一覧が表示される。そこで、今表示しているフォルダーをどのライブラリに追加したいか、一覧から選択するだけだ。また、ライブラリのプロパティからでも、追加したいフォルダーを指定できる。

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