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アイ・オーの「AVeL Link Player」を試す

アクトビラをブラウン管テレビでも楽しみたい!

2009年04月27日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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我が家の古いテレビでも「アクトビラ」を楽しめる

我が家の古いテレビでも「アクトビラ」を楽しめる

 最近の薄型テレビはテレビ視聴のための機能に加えて、テレビ用のポータルサイト「アクトビラ」への接続など、いわゆる「ネットワーク機能」が充実してきている。

 インターネットならパソコンを使った方が便利だと思いがちだが、「テレビでインターネット」は使ってみると案外便利で、対応するテレビの増加にともなってサービスの種類もどんどん増加してきている。

 しかしながら、およそ2年以上前のテレビではこうしたネットワーク機能は利用できなかった。その頃にテレビを購入したユーザーは悔しい思いをしているはずだ。

 そんなネットワーク機能をすべてのテレビに追加できるのがアイ・オー・データ機器の「AVeL Link Player」(アーベルリンクプレーヤー、実売3万円前後)だ。

「AVeL Link Player」(AV-LS500VX)

「AVeL Link Player」(AV-LS500VX)。右は付属のリモコン

本体背面

本体背面。HDMI出力に加えコンポジットビデオ出力も搭載。薄型テレビだけでなくブラウン管テレビにも接続できる

 ネットワークメディアプレーヤーと言われるこのセットトップボックス(STB)は、インターネット接続により、テレビ用ポータルサイト「アクトビラ」や動画配信サイト「DMM.TV」への接続と、DLNA対応のメディアプレーヤー機能を備えたもの。

 アクトビラなどの利用だけでなく、デジタルレコーダーに録画したテレビ番組もネットワーク経由でストリーム再生できる。これはかなり便利そうだ。


アクトビラがサクサク動く!

メニューのトップ画面

メニューのトップ画面。リモコンの十字キーの選択で使いたい機能やサービスを選べる

 本機の最大の特徴は、アクトビラの描画が速いことだ。最新の薄型テレビはほとんどアクトビラ対応だが、その多くの機種でアクトビラの描画が遅い(ネット回線が高速であっても)。フレーム表示の後、次々に画像が表示されていくのを見守ることになるが、本機を使ってみたところ、瞬時にすべての画像が表示されたのには感動した。

「アクトビラ」のトップメニュー

「アクトビラ」のトップメニュー。ハイビジョンコンテンツを含む映像配信サービスのほか、ニュースや天気予報、ショッピングなど多彩なサービスが用意されている。画面の配置やデザインなどは、対応テレビで見るものとまったく同じ。リモコンの十字キーでコンテンツを選択できる

 これは新開発のブラウザーエンジン「Tourbillon2」によるもので、画像を高速に表示(描画)できる。アクトビラは描画の遅さに起因する操作のかったるさが不満だったのだが、本機ならニュースや天気予報などをサッと表示できるので快適に使える。

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