アビーからExtended ATXに対応したアルミ製ミドルタワーケース「AS Enclosure EM4」が今週末に発売予定だ。シャドウベイがフリーレイアウトとなっており、好きな位置に好きな数だけHDDを取り付け可能なのが大きな特徴。付属の“HDDジョイントスクリュー”を3.5インチHDDに装着すれば、5インチベイにもフリーレイアウトでHDDを取り付け可能だ。
アビー製のミドルタワーケース「AS Enclosure EM4」 | 5インチベイと電源ベイの間に、フリーレイアウトのHDDマウントホールを用意。3.5インチシャドウベイは取り外し可能だ |
5インチベイと3.5インチシャドウベイ、天部に設置されたHDDマウントホールには、レール状のスリットが空けられており、HDDなどを好きな位置にネジで固定できるようになっている。隙間なくHDDを並べて数多く取り付けたり、逆にHDD間の距離を十分にとって熱が篭らないように配置するなど、HDDのレイアウトはユーザーが自由に決められる。しかも、HDDは通常のベイ同様、水平方向に寝かせて取り付けるだけでなく、垂直方向に立てて取り付けることも可能だ。全てのベイに最大限HDDを取り付けた場合、5インチベイに5台、3.5インチシャドウベイに7台、HDDマウントホールに3台の計15台ものHDDを収納可能という。なお、HDDマウントホールには、最大で5台のHDDが搭載可能だが、5インチベイに搭載するHDDや光学ドライブ、さらに電源の奥行きなどにより、物理的に搭載できるHDDの台数は3台程度になるとのこと。
付属の「HDDジョイントスクリュー」を3.5インチHDDに装着すれば、5インチベイもHDDを取り付けられる | 5インチベイ×4には、HDDをフリーレイアウトで搭載した場合、最大で5台取り付けできる |
主なスペックは、拡張ベイ数が、5インチ×4(うち1つは3.5インチベイ兼用)、3.5インチシャドウ×7という構成で、フロントとリアに12cmファン(1000rpm)をそれぞれ1基ずつ搭載している。フロントアクセスポートは、USB2.0×2、IEEE1394ポート×1を装備。搭載できるマザーボードの対応規格はExtended ATX、ATX、Micro ATXで、本体サイズは199(W)×539(D)×429(H)mm、重量は約6.2kgとなる。カラーはシルバーアルマイトとブラックアルマイトの2色を用意。主な付属品は「HDDジョイントスクリュー」×8(HDD2台分)など。なお、この「HDDジョイントスクリュー」は、別売オプションとして4個セットと12個セットが用意されている。HDDを大量に増設したい人は同時に購入するといいだろう。ケース本体は22日発売予定で、価格はT-ZONE.PC DIY SHOP、ソフマップ1号店、カクタソフマップ、ラオックス ザ・コンピュータ館、TSUKUMO eX.、ツクモケース王国、TWOTOP秋葉原本店、フェイス、クレバリー1号店、高速電脳で予価3万7980円。
5インチベイと3.5インチシャドウベイ、HDDマウントホールには、レール状のスリットが空けられており、HDDなどを好きな位置にネジで固定できる。HDDは縦にも横にも取り付け可能だ | ファンは、フロンとリアに12cm角のものをそれぞれ1基ずつ搭載。フロントファンにはフィルターが装着されている |