インテルから“i975X”搭載マザーボードの新モデル「D975XBX2KR」が登場している。新たにDDR2-800メモリ正式サポートをうたうなど“i975X”の新リビジョンを搭載する製品で、近日登場予定のクアッドコアCPU「Core 2 Extreme QX6700」にも対応するものと思われる。
“i975X”の新リビジョンを搭載する「D975XBX2KR」。スペック上の大幅な変更点はDDR2-800メモリ正式サポートとなったところだ |
付属のマニュアルや販売ショップのポップなどでは、近日登場予定のコードネーム“Kentsfield”で知られるクアッドコアCPU「Core 2 Extreme QX6700」対応という記述は見られないが、先日こちらでも掲載した【最新パーツ性能チェック Vol.44】いよいよクアッドコア時代に突入! Core 2のクアッドバージョンの気になる性能と消費電力は?の検証でも使用したのが、今回登場した「D975XBX2KR」だ。従来の“i975X”搭載マザー「D975XBXLKR」と比べると拡張スロット周りのコンデンサ類の数や配置が異なっているのが確認できるが、スペック上の大幅な変更点はDDR2-800メモリ正式サポートとなった点となる。なお、余談だが“i975X”のリビジョン変更モデルが発売されるのは今回で3回目。同社から販売されている従来の“i975X”搭載マザー「D975XBXLKR」も型番の変更すらなかったものの“Core 2 Duo”対応リビジョンとして今年6月に発売されている。
組み合わされるSouth bridgeは“ICH7DH”。その他、主なスペックは拡張スロットがPCI-Express x16×3(PCI-Express x16/8動作×1、PCI-Express x8動作×1、PCI-Express x4動作×1)、PCI×2。メモリはDDR2 DIMM×4(DDR2-800/667/533、最大8GB)で、ギガビットイーサネットや8chサウンド、IEEE1394、Serial ATA II×8(RAID対応)などをオンボードで搭載する。価格はT-ZONE.PC DIY SHOPで3万800円、アークで3万3480円、フェイスで3万4470円となっているほか、TWOTOP秋葉原本店でも入荷している。
従来の“i975X”搭載マザー「D975XBXLKR」と比べると拡張スロット周りのコンデンサ類の数や配置が異なっているのが確認できる | ギガビットイーサネットや8chサウンド、IEEE1394、Serial ATA II×8(RAID対応)などをオンボードで搭載する |