“Radeon X1650 XT”を搭載した初のPCI Express x16対応ビデオカードがASUSTeKから登場!“Native CrossFire”用ケーブルの有無で2モデルの存在を確認!!
2006年11月03日 20時52分更新
今週31日(火)にGigabyte製とPowercolor製のサンプル版が出回ったATIの新型GPU“Radeon X1650 XT”を搭載したPCI Express x16対応ビデオカードだが、本日ASUSTeKから製品版となる「EAX1650XT/2DHT/256M/A」と「EAX1650XT CF/2DHT/256M/A」の販売がスタートした。
パッケージ外観からは2モデルの違いは分からない。購入時はパッケージサイドの型番シールをよく確認する必要がある |
“Radeon X1650 XT”は、同社が苦戦しているミドルレンジクラスの市場に投入された最新GPU。先月17日にデビューとなった“Radeon X1950 PRO”と同じ製造プロセス80nmの製品で、従来の“Radeon X1600”シリーズとはいわば別物となる。主なスペックはバーテックスシェーダユニット8、ピクセルシェーダユニット24、ROPユニット8でメモリはDDR3に対応するほか、“Radeon X1950 PRO”と同様CrossFireとは異なる新しい接続方式の“Native CrossFire”もサポート。“Radeon X1950 PRO”が価格/スペック的にぶつかる“GeForce 7900 GS”対抗モデルとすれば、今回登場した“Radeon X1650 XT”は対“GeForce 7600 GT”対抗モデルということになる。
コア/メモリクロックが574MHz/1350MHzで、搭載メモリがDDR3 256MB。インターフェイスはDual DVI/TV-OUT(HDTV出力)という構成。装着する冷却ファンは1.5スロット仕様といえそうな若干厚みのあるタイプとなるので取り付け時には注意したい |
搭載モデル第1弾となった製品は“Native CrossFire”用の接続ケーブルの有無で2モデルがラインナップ。ケーブル2本が付属する「EAX1650XT CF/2DHT/256M/A」と、1本も付属しない「EAX1650XT/2DHT/256M/A」が用意される。ご覧のようにカード本体はどちらも同じ製品。当然のことながら、両製品では販売価格で差がつけられているので、CrossFireの構築を考えていないユーザーはケーブルの付属しない「EAX1650XT/2DHT/256M/A」を購入すればいいわけだ。
主なスペックはコア/メモリクロックが574MHz/1350MHzで、搭載メモリがDDR3 256MB。インターフェイスはDual DVI/TV-OUT(HDTV出力)という構成。装着する冷却ファンは1.5スロット仕様といえそうな若干厚みのあるタイプとなるので取り付け時には注意したい。価格は“Native CrossFire”用ケーブル2本が付属する「EAX1650XT CF/2DHT/256M/A」がT-ZONE.PC DIY SHOPで2万4780円、BLESS秋葉原本店で2万4800円、1本も付属しない「EAX1650XT/2DHT/256M/A」がフェイスで2万2970円、TWOTOP秋葉原本店で2万2980円、T-ZONE.PC DIY SHOPで2万3180円、ツクモパソコン本店IIとTSUKUMO eX.で2万3480円となっているほか、ドスパラアキバ店でも販売予定だ。
こちらは「EAX1650XT CF/2DHT/256M/A」の付属品。“Native CrossFire”用の接続ケーブルが2本付属している |