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FinePix S9100

FinePix S9100

2006年09月14日 22時55分更新

文● 行正 和義

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FinePix S9100

富士写真フイルム

オープンプライス(実売価格:7万5000円前後)

「LUMIX DMC-FZ50」
富士写真フイルムの「FinePix S9000」。

 富士写真フイルムの「FinePix S9100」は、一眼レフさながらの大柄のボディーに大口径高倍率レンズを装備する高機能デジタルカメラだ。2005年7月発表の従来機「FinePix S9000」の後継機にあたり、同社が“ネオ一眼”(電子ビューファインダー装備のレンズ一体型デジタルカメラ)と呼ぶ、新しいクラスの高機能デジタルカメラのフラッグシップ機である。

本体前面
大柄なボディーに大径レンズという構成は一眼レフデジタルカメラさながら。シャッターボタンにはリモートレリーズ用のネジ穴が設けられているほか、レンズ右下にはシンクロ端子も用意されている。

 レンズ一体型のFinePix Sシリーズは「S304」や「S602」、「S5000」など、同社デジタルカメラ製品群の中でも歴史の長いシリーズであるが、従来からのモデルが“大きめボディーで使いやすい高機能望遠機”を目指していたのに対し、S9100では“一眼レフデジタルカメラの互換として使える”ことを目指している印象を明確に受ける。

本体上面レンズは望遠側にすると大きく伸張する。モードダイヤルに加えて電子ダイヤルも大きめでカチッとした回転なのが心地よい。

 撮像素子は1/1.6インチ有効903万画素の“スーパーCCDハニカムHR”を採用し、光学10.7倍ズームレンズは35mm換算で28~300mmと、広角から望遠まで幅広くカバーできるのはS9000と同様だ。

左側面 右側面
左手でサポートしたときに親指の位置にAFモードレバーやINFO、マクロボタンがくるようになっている。AFモードボタンの中央はワンプッシュAFボタンで、MF時にAFを効かせてからピントをマニュアルで持っていくのに便利。グリップ部はシャッターボタンのある前傾した前上部に加え、親指の掛かりがある背面など複雑な形状をしておりホールド性は非常によい。写真では、液晶パネルの上側を引き出してハイアングル用の角度にしている。

 背面にある液晶ディスプレーは2.0インチと、S9000の1.8インチから若干大きくなった。液晶パネルが二重ヒンジ構造を備え、フリップアップ式に液晶パネルの下側を手前に引き出せるためウェストレベル(腰だめ位置に構えてのローアングル)撮影が可能となり、上側を引き出せばハイアングル撮影が可能となるのもS9000と同様だ。

背面
EVFの隣にあるのはAEモード選択レバーとAEロックボタン、EVFと液晶モニタの切り替えはその下にあるEVF/LCDボタンで行なう。EVF/LCDの下にあるのはピント確認用で、画面中央部がデジタルズームして表示される。

 液晶ディスプレーのサイズ以外の変更点としては、画像処理エンジンの改善によって高感度撮影時のノイズを低減するとともに、AF速度向上(最大1.8倍)などが図られている。そのほか、FinePixシリーズのコンパクト機ではすでに導入されている“iフラッシュ”(露出に合わせたフラッシュ自動調光機能)、撮影時に最大3コマまで直前に撮影した画像を画面左側に表示してパノラマ撮影を補助する“アシストウィンドウ”機能などが装備されている。

液晶パネル カードスロットと電池室
ローアングル撮影用に液晶モニタの下側を引き出した状態。レンズ部に装着しているのは標準付属の花形フード。本体の右側面はSDカードスロット、下面には電池室が設けられている。

 記録メディアはxDピクチャーカードとCFの2スロット構成、電源は単3電池×4本の点もS9000から変わりないが、液晶パネルが大きくなったこともあって電池寿命は若干短くなった(ニッケル水素充電池使用でS9000が約340枚だったのに対し、S910は約320枚)のは残念。とはいえ、アルカリ乾電池も利用できるので出先などで電池切れになってもすぐにリカバーできる安心感はある。

モードダイヤルの画面 ステータス表示
モードダイヤルを回転させると画面上に大きくアイコンが表示される。ちょっと使い慣れればEVFを目に当てたままでも露出補正ボタンやAEロックボタンの位置は分かるものの、モードダイヤルのポジションは回してみないと分からないところもあってかなり便利。ボディー左側面のINFOボタンを押せばどんな表示モードでも現在のステータス(撮影可能枚数やシャッター速度/絞りなど)が表示されるほか、もう一度押せばリアルタイムヒストグラム、さらに一度押せば画質やホワイトバランスのモード(画像の左側にある四角い部分)が表示される。DISPボタンで変更される画像モードとは別に情報表示モードが選べるのは面白い。

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