日本エイ・エム・ディ(株)は19日、パワーユーザー向けのデスクトップパソコン用64bitプロセッサー“Athlon 64 FX”の最新版『AMD Athlon 64 FX-55プロセッサ』と、個人/法人向けデスクトップパソコン向けの『AMD Athlon 64プロセッサ 4000+』を発表した。同日付けで出荷を開始し、価格は、1000個ロット時の単価で、Athlon 64 FX-55が10万960円、Athlon 64 4000+が8万8996円。
『AMD Athlon 64 FX-55プロセッサ』 |
『AMD Athlon 64 FX-55プロセッサ』は、64bitのAMD64と32bitのx86の両方の命令セットを実行できるCPU。1MBのL2キャッシュメモリーを内蔵し、動作クロック周波数は2.60GHz。Windows XP SP2やWindows XP Media Center Edition 2005と組み合わせることで、デスクトップ/ノートパソコンで“Enhanced Virus Protection(EVP:拡張ウイルス防止)”機能を利用することも可能。130nmのSOIプロセスで製造され、パッケージは939ピン(Socket 939)。
『AMD Athlon 64プロセッサ 4000+』は、“Athlon 64”の最上位モデルで、動作クロック周波数は2.40GHzで『AMD Athlon 64プロセッサ3800+』と同じだが、L2キャッシュメモリーは2倍の1MBとなっている。パッケージは939ピン。
国内では、同CPUを搭載したデスクトップパソコンを、アロシステム(株)、(有)サイコム、(株)サードウェーブ、九十九電気(株)、(株)ブレス、(株)MCJが発売する予定。