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dynabook EX/522CDET/Mebius PC-SV1-7DB

dynabook EX/522CDET/Mebius PC-SV1-7DB

2003年12月09日 15時01分更新

文● 松本 俊哉

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dynabook EX/522CDET/Mebius PC-SV1-7DB

東芝/シャープ

dynabook EX/522CDET:オープンプライス(実売22万円台半ば)
PC-SV1-7DB:オープンプライス(実売22万円強)

デスクトップPCでTVチューナ内蔵が当たり前になっているのだから、A4サイズのデスクノートでTV機能が標準装備になる日も遠くない。その当たり前を踏まえたうえで、さらにプラスアルファを提示する新型ノートPC2機種を紹介しよう。

操作性への気配りがうれしい
dynabook EX

「dynabook EX/522CDET」
東芝のTVチューナー内蔵A4ノートPC「dynabook EX/522CDET」。
本体天面は白一色にロゴがあしらわれている
写真1 本体天面は白一色にロゴがあしらわれている。常にケーブルを挿したまま使う端子類は本体背面に配置されていて、例えば内蔵TVチューナ機能の外部入力端子は左側面にあるものの、普段抜き差しすることのないアンテナ入力だけは背面に用意されている。

 今年1月のC7シリーズからロゴデザインを一新した東芝dynabook。「dynabook EX/522CDET」は、イメージカラーの白を基調としたシンプルなデザインの中に、使い心地に配慮した同社の細やかな気配りを見つけられる仕上がりになっている。

 その代表的な例が、キーボード上部の余白に配置された「ライフスタイルパネル」だ。余白部分には左から、電源を投入すると7色にLEDが輝くメインパワースイッチ、設定したアプリケーションを直接呼び出す3つのショートカットボタン、そしてIMEの挙動や文書の新規作成、文字表示の拡大縮小などを制御する7つのボタンが並んでいる。



交換可能な「ライフスタイルパネル」
写真2 交換可能な「ライフスタイルパネル」。同梱されるのは「日本語入力パネル」と「フラットパネル」で、「オーディオパネル」や「フォトフレームパネル」が別売なのは残念なところ。

 しかし、こうした機能ボタンは購入当初はマシンに慣れていないこともあって便利に感じるが、次第に使わなくなってしまうケースが多い。そこで東芝は、このパネルをそっくり交換できる仕組みを採用した。標準で同梱されているのは前述の「日本語入力パネル」と、メインスイッチとショートカットボタンだけのプレーンな「フラットパネル」の2枚だが、別売のオプションで音楽やDVD再生に便利な「オーディオパネル」や、透明なパネルに写真などを挟み込める「フォトフレームパネル」が用意されている。実用性と遊び心を両立させた、なんともユニークな試みだ。このオプション2枚がセットになった「ライフスタイルパネルキット(タイプA)」は3000円程度で購入できる。

本体手前側の側面にステレオスピーカ
写真3 本体手前側の側面にはステレオスピーカが埋め込まれている。ただ、スピーカが手前にあるせいで、身を乗り出すと音のバランスが悪くなってしまう。
「パッドタッチ」
画面 タッチパッドの四隅を長押しすることで起動する「パッドタッチ」。ショートカットの集合体として利用できる。

 ユーザーインターフェイスへのこだわりは、ライフスタイルパネルだけに留まらない。USB接続の小ぶりな光学マウスが同梱されていることもその一環だろう。そしてタッチパッドには、四角い領域の四隅を長押しすると4種類のショートカットメニューを表示する「パッドタッチ」機能が搭載されている。初期状態では「dynabookオリジナルツール」「ウィンドウの切り替え」「お気に入り」「デスクトップ」が登録されており、特に「デスクトップ」はアプリケーションの全画面表示中でもデスクトップ上のファイルやアイコンに直接アクセスできるので、ウィンドウ最小化/最大化の手間を省ける。この4つのメニューはカスタマイズが可能だ。



左側面にダイヤル式のボリューム
写真4 左側面にはダイヤル式のボリュームがあり、不意に電話がかかってきたようなときでも、瞬時に音量の上げ下げを行える。通知領域のアイコンやFnキーを使ったボリューム調節に慣れていると、逆に新鮮で快適に感じるはずだ。

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