日本ヒューレット・パッカード(株)は9日、ウルトラスリム(US:Ultra Slim)筐体を採用した静音化設計の省スペースデスクトップパソコンの新製品として、企業向けの『HP Compaq Business Desktop(コンパック ビジネス デスクトップ) d530 US』シリーズを発表した。7月中旬に出荷を開始する。希望小売り価格は8万9800円から。オンラインストア“HP Directplus”、HP Directplusコールセンター(TEL.03-5304-6777)、販売代理店経由で販売する。
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『HP Compaq Business Desktop d530 US』 |
『HP Compaq Business Desktop d530 US』は、2002年6月に発表した『Compaq Evo Desktop D510 US』の後継機種で、幅70×奥行き322×高さ315mmのウルトラスリム筐体を採用したのが特徴。タワースタンドの幅を従来製品より22mm狭い137mmにしたほか、筐体内のエアフローなどの設計を変更し、人間のささやき声程度の約27dBまで静音化を図ったという。本体重量は7kg。チップセットにはグラフィックス機能を統合した865Gチップセットを採用し、CPUはPentium 4-2.40BGHz(FSB533MHz)/Celeron-2.0GHz(FSB400MHz)を選択できる。メモリーは256MB、HDDは40GB(Ultra ATA/100)、光ドライブは着脱式の24倍速CD-ROMドライブを内蔵する。インターフェースは、10/100/1000BASE-T、USB 2.0×6(前面2、背面4)などを装備する。拡張スロットはPCI×1(空き1)を搭載する。消費電力は最大150W。OSはWindows XP Professionalまたは2000 Professionalをプレインストールする。キーボードとマウスはUSB接続で、日本語イージーアクセスキーボード(カーボナイト&シルバー)とHPスクロールマウスが付属する。標準で3年間保証サービス(オンサイト)が付属する。
オプションとして、マルチベイに対応したフロッピーディスクドライブ(希望小売価格4000円)、CD-RWドライブ(希望小売価格1万8000円)、CD-RW/DVDコンボドライブ(希望小売価格2万3000円)を8月上旬に発売する。
併せて、CPU、メモリー、HDDなどの構成をカスタマイズできるCTO製品『HP Compaq Business Desktop d530 US/CT』シリーズも用意する。価格は7万9800円から。
同社では、国内生産のため、CTO製品で5営業日、BTO製品で約1週間の納期で提供するとしている。
