「GIGABYTE Expo SPRING 2003 in 秋葉原」でIntelの未発表チップセット“Canterwood”搭載マザーが出現!
2003年04月12日 22時03分更新
日本ギガバイト主催のイベント「GIGABYTE Expo SPRING 2003 in 秋葉原」が本日Linux Cafe di PRONTO秋葉原店で開催された。イベントが行なわれた店内では同社の最新マザーボードやビデオカードなどが展示されていたが、注目はなんと言ってもIntel製の未発表チップセット“Canterwood”こと“i875P”搭載マザーボードだろう。
“i875P”についての詳細な仕様は来週14日にも行なわれるとされている同社の発表を待たねばならない。現状で囁かれる情報によると、FSB800に対応したPentium 4用の最新チップセットでDual Channel DDR400対応などと言われている。さらにこのチップセットのもうひとつの特徴としては、組み合わされるSouth Bridgeにも新チップ“ICH5”(ICH5Rという具合にRがつくとRAIDサポート)が使用されているところだ。これによりSerial ATAを標準でサポートするといわれる。
さて今回展示されている“i875P”搭載マザーボードだが、種類は全部で3製品確認できた。最上位モデルと思われる「GA-8KNXP Ultra」(ICH5R)を筆頭に「GA-8KNXP」(ICH5)、「GA-8IK1100」(ICH5)と並んでおり「GA-8KNXP Ultra」は別にデモ機にも使用されていた。
最上位モデル「GA-8KNXP Ultra」の主な仕様は拡張スロットがAGP×1、PCI×5となりDual Channel DDR400対応するメモリスロットは6本搭載している。さらにこの製品の最大の特徴としてはAdaptec製“AIC-7902W”によるUltra 320 SCSIコントローラを搭載している点があげられる。そのほか目立った仕様としては、同社が「Dual Power System」と呼ぶVRMカードが搭載されるところや“GigaRAID”によるIDE RAID機能、ギガビットイーサネット機能などとなっている。なおその他の製品は大まかに言うと「GA-8KNXP」はAdaptec製SCSIコントローラを搭載しないモデル、「GA-8IK1100」はイーサネット機能が10/100Baseになったモデルのようだ。発売は「GA-8IK1100」が来週予定で、その他のモデルはその後順次発売される予定となっている。
会場内には他にも近々発売予定のAthlon用新チップセット“KT400A”を搭載したマザーボード「GA-7VAXP-A Ultra」や本日他社ブランドでは初登場を果たした“RADEON 9800 Pro”搭載ビデオカードなども展示されている。
さらにもうひとつ来場者の目を奪ったのが「PlayStation2」にそくっりな小型PCベアボーンだ。「TA-1」「TA-2」と名付けられたこの製品はサイズ213(W)×234(H)×64(D)mmとかなり小さく、搭載マザーボードにはVIA製C3シリーズに対応したGigabyteオリジナル製品(型番GA-TC2000、GA-TC2100)が使用されているという。さらに“i845GV”を搭載したPentium 4用「TA-4」も用意されているとのことで、これらの製品は通常のデスクトップ用CPUやメモリが使用でき、HDDにはノート用2.5インチのものが搭載可能のようだ。発売は早ければ来月とのこと。なおイベントは明日13日も開催される予定なので興味のある人は行ってはいかがだろうか。
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