「V9520/TD」 |
ASUSTeK製から“GeForce FX 5200”搭載ビデオカード「V9520/TD」が発売された。現時点で販売を確認しているのはTSUKUMOeX.で在庫も例によって1個のみとなっている。ただし入荷量が少ないため週末まで販売を見合わせているシュップもいくつかあるようだ。なお販売は開始されてはいないものの、やはりASUSTeK製“GeForce FX 5200”搭載の「V9520 Magic/T」も入荷されているほか、初登場となる“GeForce FX 5600”搭載の「V9560/TD」のサンプル展示も始まっている。
ブラケット部はVGA、TV-OUT、DVIとなっている | 搭載メモリはSAMSUNG製128MB | |
価格は他社製とあまり変わらないが、同社製らしく付属品にゲームなどが多数付く点はうれしいところ | 同チップ初のファンレス製品というのが特徴 |
最上位モデルの“GeForce FX5800 Ultra”搭載製品では第一弾の登場となったASUSTeK製だが“GeForce FX 5200”搭載としてはSparkleやProlink、玄人志向に続く4製品目の登場となる。外観もシンプルなもので、先に発売されている3社の製品と比較してもファンに“ASUS”の文字がはいっている以外は特別違いはない。搭載メモリはSAMSUNG製128MBでブラケット部はVGA、TV-OUT、DVIとなっている。価格はTSUKUMOeX.が1万4979円で販売中のほか、クレバリー1号店が1万4480円、T-ZONE.PC DIY SHOPが1万4800で週末販売予定としている。価格は他社製とあまり変わらないが、同社製らしく付属品にゲームなどが多数付く点はうれしいところだ。
もうひとつT-ZONE.PC DIY SHOPには同じく“GeForce FX 5200”搭載の「V9520 Magic/T」も入荷されている。こちらはなんといっても同チップ初のファンレス製品というのが特徴だろう。ブラケット部の構成は下位モデルらしくVGA、TV-OUTのみという構成だが、 搭載メモリは128MB(Infinion製)と十分。また価格がT-ZONE.PC DIY SHOPで1万1480円(こちらも週末から販売予定)と今まで発売された“GeForce FX 5200”搭載製品の中では一番安いというのも魅力だ。現在の流通量は無いに等しいが、同チップ搭載の製品はこれからかなり出回ると思われる。そうなると静音PC向けのビデオカードとして「V9520 Magic/T」は注目の製品となるかもしれない。
「V9560/TD」のサンプル展示 | ブラケット部はVGA、TV-OUT、DVIという構成 | |
SAMSUNG製3.6nsのDDR SDRAM128MB | 「来週中に入荷すれば良い方だ」ということで価格はぎりぎり2万円台程度になるとのこと |
またT-ZONE.PC DIY SHOPでは販売代理店であるユーエーシー株式会社提供の“GeForce FX 5600”搭載のビデオカード「V9560/TD」のサンプル展示が行われている。今までアキバではウワサすら聞かれなかった“GeForce FX 5600”搭載の製品だけに注目度は高い。
“GeForce FX 5600”は“GeForce FX5800”と“GeForce FX 5200”の中間に位置付けされている製品でDirectX 9やAGP8Xに対応するほか、映画のようなクオリティでのリアルタイムレンダリング機能をもつ「CineFX」やアンチエイリアシング機能の「Intellisample Technology」も搭載している。しかしながら“GeForce FX5800”がサポートする「DDR-II」メモリなどには対応していない。現時点で「V9560/TD」の情報がサイトに掲載されていないため詳しい仕様は不明だが、同店の資料によるとコアクロック325MHz/メモリクロック550MHzとなっている。サンプル版なので仕様のほうは変更になるかもしれないが、その他搭載メモリにSAMSUNG製3.6nsのDDR SDRAM128MBを、ブラケット部はVGA、TV-OUT、DVIという構成になっている。発売時期はまだ確定ではないが、「来週中に入荷すれば良い方だ」ということで価格はぎりぎり2万円台程度になるとのことだ。
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