日本エイ・エム・ディ(株)は10日、第1四半期中の出荷とアナウンスしていたAthlon XPの新コア、コードネーム“Barton”を搭載した新CPU『AMD Athlon XPプロセッサ 2800+』『同 3000+』を発表した。
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Bartonコアの『AMD Athlon XPプロセッサ 3000+』。ダイが一目見て分かるほど細長いのが特徴だ。チップ上の抵抗などの配置には変化はない |
“Barton”コアは、オンチップの2次キャッシュメモリーを従来の2倍の512KBに拡張した高性能品。これにより、2.083GHz動作で2800+、2.167GHzで3000+のモデルナンバーを付けることができた。トランジスター数は従来の“Thoroughbred”コアの3260万から5430万に、ダイサイズは84mm2から101mm2に、それぞれ拡大した。なお、2次キャッシュは1次キャッシュと排他利用なので、128KBの1次キャッシュと合わせ、計640KBをオンチップでキャッシュ可能だ。動作電圧はともに1.65V、消費電力は3000+が最大74.3W、Typicalで58.4W、2800+では最大68.3W、Typicalで53.7W。Typical値はThoroughbredコアと比べて10Wほども下がっている。
価格は、1000個ロット時で、Athlon XP-3000+が7万3500円、2800+が4万6875円。
なお製品の速度については“Akiba2GO!”で検証している。
