3月8日の記事でその存在をお伝えしていた、Shuttle製の小型FlexATXマザーボード「FS40」。初の小型Socket Aマザーボードとなった同製品を搭載する小型ベアボーンPCが、明日10日から5月中に順次発売される予定となっている。
「FS40」 |
FS40はGeForce2 MX相当のハードウェアT&L対応ビデオコアを内蔵するチップセット“SiS740/SiS961”を搭載するマザーボード。Realtek製の“RTL8100B”、CMedia製の“CMI8738”、agere製の“FW323”というオンボードチップによってそれぞれネットワーク接続、アナログ6ch&デジタルサウンド出力、IEEE1394をサポートするオールインワン製品という位置づけは先に登場したShuttle製Pentium 4用小型マザーボード「FS50」と同じである。オンボードで用意されるインターフェイスの種類と数もまったく同じ。拡張スロットはPCI×2で、これもSS50と同じだ。AGPスロットを用意している恵安扱いの“おかもちベアボーン”と比較すると、ビデオ機能の高速化という点で若干劣るが、「AGPスロット搭載モデルも投入する可能性もある」(Shuttle)とのことで、発売前ではあるが、今後の展開からも目が離せない製品と言える。
第1弾は「M.J」のAthlon対応版
「M.J」。写真はブラックモデル「M.J M131 B」 |
FS40搭載ベアボーンPCの先陣を切るのは星野金属工業(ソルダム)の「M.J」。先にPentium 4対応モデルが登場した“小型版「WINDy Jazz」”のAthlonファミリ対応版だ。212(W)×310(D)×260(H)mmというサイズのケース自体は両製品ともまったく同じもので、もちろんインターフェイスも同じ。電源も従来製品同様、Enhance製のSFX12V対応160Wモデルを採用している。単純にPentium 4対応か、Athlonファミリ対応かで選択肢が増えたことになる。
本体カラーもPentium 4対応モデルと同じく、ホワイトパールマイカの「M.J M101 WPM」、ブラックの「M.J M131 B」、そしてシルバーの「M.J M141 S」の3色が用意されている。入荷予定のショップと予定価格は以下のとおりで、値段もPentium 4対応モデルと同じだ。AthlonファミリをベースにPCを組んだ場合に感じられる、Pentium 4に対する安価さがないのは残念だが、第1弾ということで、小型のAthlon XP搭載PCをいち早く手に入れたいなら見逃せないだろう。
価格 | ショップ |
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M.J M101 WPM | |
\51,800 | ZOA 秋葉原本店 ソフマップ1号店 Chicago TSUKUMO eX. ツクモParts王国 ツクモパソコン本店II ツクモ12号店 T-ZONE.PC DIY SHOP BLESS 秋葉原本店 |
M.J M131 B/M.J M141 S | |
\49,800 | ソフマップ1号店 Chicago TSUKUMO eX. T-ZONE.PC DIY SHOP BLESS 秋葉原本店 |