センチュリーから、外付けHDDケースともアダプタともとれる新製品が登場した。
内蔵型3.5インチHDDを外付けにするケースは各社から様々なものが出回っているが、これはなんとHDDをむき出しのまま外付けにしてしまう、というもの。箱型の外付けケースがおしなべて大柄なのに対しこちらはHDD単体より少々大きいぐらいのサイズ。コンパクトさにうるさい向きにはありがたい製品といえるかもしれない。
その名も、「是do台(コレどーだい)」。
ユニークな製品であるのは確かなのだが、しかしそのネーミングといい、シンプルそのものの構造といい、本体およびパッケージに描かれた謎の中華美人といい、パッケージの“すべてのミュージック&ビジュアルクリエイター達へ。”といううたい文句といい、まさに首を傾げつつ苦笑するしかない製品なのだ。
本体はコネクタと基板が収められた箱型の部分と、金属板1枚のHDDを載せる台座の部分に分かれており、分解して持ち運びもラクラク…ということになってはいる。台座部分にはゴムシートが貼られているだけでHDDを固定するためのネジ穴などは一切設けられておらず、ただ載せるだけという簡単(……)さ。動作中の取り扱いや底面の熱対策には注意したいところだ。また実際にHDDを組み込むとケーブル類の取り回しがやや窮屈なのはご愛嬌。
インターフェイスはIEEE1394/USB。WindowsのほかMacintoshにも対応しており、Macintosh用IEEE1394(FireWire)ドライバ「B's Crew FireWire Driver」、同じくフォーマットソフト「B's Crew Lite」が同梱されるのは便利といえば便利かも?
このとおり、アダプタ部分と台座部分に分割できる | IEEE1394は2ポート、USBは1ポートをそなえる | アダプタ部分の中を見ると、ちゃんとTI製IEEE1394コントローラが載っている |
価格はコムサテライト3号店で1万1800円。外付けHDDケース(?)としてはやや高価ではあるが、確実にウケは取れる製品といえよう。
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