カシオ計算機(株)は15日、『Microsoft Pocket PC 2002 Software 日本語版』を搭載した携帯情報端末(PDA)の新製品として、最大3個のカードスロットを同時に利用できる『カシオペア E-2000』を2月22日に発売すると発表した。価格はオープン。
『カシオペア E-2000』 |
『カシオペア E-2000』は、CPUにStrongARM SA-1110-206MHz、メモリーに32MBのフラッシュメモリーと64MBのSDRAMメモリー、ディスプレーに3.5インチのフロントライト付き反射型TFT液晶パネル(240×320ドット6万5536色表示)を搭載したPDA。カードスロットは、コンパクトフラッシュ(TypeII)用とMMC/SDメモリーカード用を装備しており、リチウムイオン充電池とUSBホスト端子を装備するオプションの『PCカードユニット』(JK-864PU:価格は2万1000円)を装着することで、PCカードも同時に利用できる。そのほか、シリアルコネクターと赤外線通信インターフェース(IrDA ver.1.2準拠)を装備する。また、本体には、前面下に4つのプログラムボタンを、側面にダイヤル式のアクションコントロールを装備するほか、マイクとスピーカーを内蔵する。
電源には、簡単に交換できる着脱型のリチウムイオン充電池を採用し、最大12時間の連続使用が可能。バックアップ用電池はCR2032で寿命は約5年。本体サイズは幅82×奥行き17.5×高さ130mm、重量は約190g(電池込み)。製品には、USBクレードル、ACアダプター、ソフトウェアCD-ROM(カシオ版/マイクロソフト版)、スタイラス、ソフトケースなどが付属する。CD-ROMには、Pocket PC 2002に付属するPocket WordやPocket Internet Explorerなどのほか、カシオ独自の『モバイルスケジュール』や『モバイル住所録』、『辞書(英和/和英/国語)』、ブラザー工業(株)の翻訳ソフト『TransLand/EJ・JE』、(株)ジェイアール東日本企画の経路検索ソフト『JRトラベルナビゲータ』などを収録する。
接続可能なパソコンは、USBあるいはシリアルインターフェースを装備し、OSにWindows XP/2000/Me/98/NT 4.0(SP6以降)を搭載した機種。
主なオプションとして、『PCカードユニット』のほか、『USB変換コネクタ』(3000円)、『USBケーブル』(4500円)、『携帯電話用モデムケーブル』と『PHS用モデムケーブル』(1万2000円)ほかを用意する。