カシオ計算機(株)は22日、『Microsoft Pocket PC 2002 Software 日本語版』を搭載した携帯情報端末(PDA)の新製品として、標準充電池で約15時間、オプションの大容量充電池で約30時間の連続使用が可能な『カシオペア E-3000』を3月下旬に発売すると発表した。価格はオープン。編集部による店頭予想価格は6万円前後。
 | 『カシオペア E-3000』 |
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『カシオペア E-3000』は、CPUが従来機種のStrongARM SA-1110-206MHzから400MHz動作のXscaleプロセッサーとなったほか、ディスプレーがフロントライト付きTFT反射型液晶からバックライト付き半透過型TFT液晶に変更されたのが特徴。液晶パネルは240×320ドット6万5536色表示の3.5インチで、バックライトにLEDを採用するなど、低消費電力化が図られている。メモリーは32MBのフラッシュメモリーと64MBのSDRAMメモリーを搭載。カードスロットはコンパクトフラッシュ(TypeII)用とMMC/SDメモリーカード用を装備し、インターフェースはIrDA(FIR/最大4Mbps)、USB、クレードル用を装備する。
 | 大容量充電池(E-3074LBAT)装着時の側面 |
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電源は着脱型のリチウムイオン充電池(標準/大容量)で、付属のACアダプターも利用できる。本体には、6つのプログラムボタンやアクションボタンを搭載し、マイクとスピーカーを内蔵する(モノラル)。本体サイズは幅78×奥行き17.6×高さ135mm、重量は約190g(電池込み)。
製品パッケージには、USBクレードル、ACアダプター、ソフトウェアCD-ROM、スタイラス、ソフトケースなどを同梱する。CD-ROMには、同社独自の『辞書(英和/和英/国語)』や、(株)ジェイアール東日本企画の経路検索ソフト『JRトラベルナビゲータ』などを収録する。『モバイルスケジュール』や『モバイル住所録』、『Mobile E-mailer』などはウェブからのダウンロードで提供する。
接続可能なパソコンは、USBあるいは赤外線インターフェースを装備し、OSにWindows XP/2000/Me/98/NT 4.0(SP6以降)を搭載した機種。主なオプションとして、充電器『E-3070CHG』、大容量充電池『E-3074LBAT』などを用意する。
