「DIMENSION 4300」はデルコンピュータの個人/SOHOユーザー向けデスクトップPCのラインナップの中で、コストパフォーマンスを重視したミッドレンジモデルにあたる製品だ。外観は前モデル「DIMENSION 4200」から変更されていないが、CPUにPentium 4を採用するなどスペック的には大きな進化を遂げている。
B.T.O.メニューでデュアルドライブ構成も可能
デルコンピュータオリジナルのマザーボードはSocket 478を採用しており、CPUのアップグレードにも対応できる。DIMMスロットが2つしかないのではじめから大容量のメモリモジュールを搭載しておくのが無難だ。 |
B.T.O.で選択できるCPUも、DIMENSION 8200にはPentium 4-1.6/1.7/1.8/2GHzが用意されるのに対しDIMENSION 4300ではPentium 4-1.6/1.7GHzのみとなるなど差別化が図られており、マキシマムのパフォーマンスよりも導入コストに配慮したスペックとなっている。
ミッドナイトグレーの新型ボディはインテリア性が高く、家庭にもオフィスにも無難にマッチする。181(W)×447(D)×425(H)mmのミニタワーサイズで、ドライブベイは5インチ、外部3.5インチ、内部3.5インチ、いずれも2つずつ装備し、それぞれ1つずつ空きがある。 |
光メディアドライブは、
- 48倍速「CD-ROM」
- 16倍速「DVD-ROM」
- 書き込み16倍速/書き換え8倍速/読み込み40倍速の「CD-RW」
- 書き込み8倍速/書き換え4倍速/CD読み込み32倍速/DVD読み込み8倍速の「コンボドライブ」
――のいずれかを2台まで搭載できる(DVD-ROMドライブとコンボドライブの組み合わせは不可)ので、メディアからメディアへのコピーも簡単に行える。
フロントの電源スイッチの下にあるカバーを手前に持ち上げるとUSB×2とヘッドフォン端子が現れる。カバー下部には隙間があり、ケーブル類を取り付けたままカバーを閉めることが可能だ。 |
ビデオカードは、コンシューマ用途では2D/3D共に高いパフォーマンスを発揮するNvidiaの「GeForce3」(ビデオメモリDDR SDRAM64MB)搭載カードをはじめ、「GeForce2 GTS」(DDR SDRAM32MB)、「GeForce2 MX」(SDRAM32MB)、ATIの「RADEON 256」(DDR SDRAM32MB)の各ビデオチップ搭載カードの中から任意の製品を選択できる。
ビデオ機能同様にオーディオに関しても、クリエイティブメディアの「Sound Blaster Live! Value」、Turtle Beachの「Santa Cruz」(いずれも5.1ch出力対応)、オンボードに搭載するAnalog DevicesのAC'97コーデック「AD 1885」を利用したサウンド機能から、ユーザーが予算と好みに合わせて任意に選ぶことが可能だ。