デルコンピュータのデスクトップPC「DIMENSION」シリーズに新しいモデルが登場した。同社のPentium 4搭載機種では初の省スペースPCとなるDIMENSION 4300Sは、最小構成で7万円台を実現するコスト重視のマシンだ。
縦置き/横置き両対応
メンテナンス性の高い新筐体
DIMENSION 4300Sから採用する新筐体のフロントパネルは非常にすっきりした印象。背面はほぼ全体がスリット状で放熱性は高そう。PCIスロットはライザを介しているので、拡張カードは縦向きに装着する。 |
フロントパネルの「DELL」のロゴ部分はカバーになっており、持ち上げればUSBポート×2とヘッドフォン端子にアクセスできる。カバーの下部は隙間があるので、ケーブルを繋いだまま閉じることも可能。 |
i845チップセットを採用するSocket 478マザーはデルコンピュータのオリジナル。AGPスロットとライザカード上にPCIスロット×2を装備する。AC'97コーデックチップ「AD1885」以外、特に付加機能は搭載していない。 |
デルコンピュータのデスクトップPCはCPUファンを搭載せず、ダクトを介してケースファンで排熱するモデルが多いが、DIMENSION 4300SではCPUから直接マシン背面へ排気するダクト付きのファンが取り付けられている。 |
ケースは簡単に大きく開けることができ、手軽に内部にアクセスしてパーツを交換できるなど、メンテナンス性が高い。ただし、縦置きのままで開くことができない点はちょっとマイナスポイントだ。 |
ソフトウェアについては、OSにWindows XP ProfessionalまたはWindows XP Home Editionを選択でき、必要に応じてOffice XP PersonalやOffice XP Professionalを追加可能だ。さらにサポートに関しては、標準となる1年目オンサイト+2~3年目引き取り修理サービスを3年間のオンサイトサービスにアップグレードできたり、電話によるテクニカルサポートでは、365日24時間受け付けの「24時間プレミアムサポート」や、よりリーズナブルな「12時間スタンダードサポート」から選べるなど、多様なユーザーのニーズに対応できる態勢が整えられている。
価格は最小構成で7万2800円からとなっており、15インチTFT液晶をセットにしたスペック表の構成で18万円程度である。PCを思いどおりのスペックで自作したいけど、メンテナンスの容易なケースが見つからないとか、サポートがないのは不安だというユーザーに、ぜひお勧めしたい。
DIMENSION 4300Sの主なスペック | |
製品名 | DIMENSION 4300S |
---|---|
CPU | Pentium 4-1.9GHz |
メモリ | 256MB |
HDD | 100GB |
CD-RW&DVD | R8倍速/RW4倍速/DVD8倍速/CD32倍速 |
通信 | モデム&LAN |
モニタ | 15インチTFT液晶 |
OS | Windows XP Home Edition |
Officeアプリ | オプション |