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ソニーバイオノート505が進化! ドッキングステーション付き『PCG-R505』が登場

2001年04月04日 15時10分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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ソニー(株)は4日、B5サイズノートPC“バイオノート505”シリーズの新製品『PCG-R505』を発表した。

流線型のシャープな新デザイン、ドッキングステーションで機能拡張も

PCG-R505の“R”はRevolutionの意味。“ドラスティックな正統進化”をキーワードに、機能美と拡張性を重視した505の進化モデルとなっている。

小型軽量化という505の特徴はそのままに、専用のドッキングステーションが用意されており、これを利用することでフルサイズノート並みの機能拡張が可能となっている。同社は、R505を単体で持ち歩く、ドッキングステーションと組み合わせて持ち歩く、ドッキングステーションをデスクに置いてデスクトップ代わりに利用する、という3つの利用スタイルを提案している。

PCG-R505
505の進化モデル『PCG-R505』。デザインも変更され、流線型のフォルムが特徴的。3面にマグネシウム合金を採用している

専用ドッキングステーションは、CD-ROM/CD-R読み込み24倍速、CD-RW読み込み12倍速、DVD-ROM読み込み8倍速、CD-R書き込み8倍速、CD-RW書き込み4倍速というCD-RW/DVD-ROM一体型ドライブを搭載した『PCGA-DSM5』と、CD-ROM読み込み24倍速、DVD-ROM読み込み8倍速のDVD-ROMドライブを搭載した『PCGA-DSD5』の2種類が用意されており、それぞれ内部i.LINK接続のオプティカルドライブとなっている。

ドッキングステーション
R505と専用ドッキングステーション。ドッキングステーションは、“本体の影”というイメージでデザインされており、本体と組み合わせても1つのマシンに見えるようにデザイン的な考慮がなされている

両ドッキングステーションとも、3.5型FDD(1.44MB/720KB)を内蔵しており、外部出力端子は、USB×2、i.LINK(S400)、ネットワークコネクター(100BASE-TX/10BASE-T)、プリンターポート、シリアルポート、外部ディスプレー端子、ドッキングステーション用端子。本体サイズは279.5×奥行き235×高さ21.5mm。重量は、CD-RW/DVD-ROM一体型ドライブモデルのPCGA-DSM5が1.08kg、DVD-ROMドライブモデルのPCGA-DSD5が1.03kg。R505本体重量は1.7kgのため、ドッキングステーションを組み合わせると約2.7kg程度となる。

なおドッキングステーション用ソフトはR505本体にプレインストールされているため、R505本体だけを購入し、その後ドッキングステーションを追加購入した場合でもソフトのインストールが不要となっている。

R505本体ラインアップは、ドッキングステーションのPCGA-DSM5を同梱した『PCG-R505R/DK』、本体のみの『PCG-R505R/K』、CD-R書き込み8倍速/CD-RW書き込み4倍速/CD-ROMとCD-R読み込み24倍速/CD-RW読み込み14倍速のCD-RWドライブ(PCカード接続)を同梱した『PCG-R505/BW』、およびソニースタイルドットコム・ジャパン(株)が運営するECサイト“ソニースタイル”オリジナルモデル3機種(後述)が用意される。

R505は、ポインテンィングデバイスの中央部に、ホイールとジョグダイヤルを組み合わせたような機能を持つ“センタージョグ”を備えている。マウスのホイール機能に相当するスクロール機能や、各種メニュー項目をジョグの上下回転により移動しジョグ押下で選択できるユニバーサルメニューセレクト機能、ランチャー機能を搭載。センタージョグを1秒以上押し続けると1つ前の階層に戻れるバックボタン機能も用意されている。

センタージョグ
キーボード部のタッチパッドとセンタージョグ。センタージョグはホームポジションで操作できるよう配置されている

PCG-R505R/DKとPCG-R505R/Kは、CPUにIntel SpeedStepテクノロジー対応モバイルPentium III-850MHzを採用、128MBのメモリー(SDRAM)と20GBのHDD(Ultra-ATA)を搭載する。OSはWindows 2000 Professional。バッテリー駆動時間はバッテリーパック(L)使用時で3~4時間、バッテリーパック(LLL)使用時で6.5~9.5時間。

PCG-R505R/BWは、CPUにモバイルIntel Celeron-650MHzを採用、128MBのメモリー(SDRAM)と15GBのHDD(Ultra-ATA)を搭載する。OSはWindows Meで、Office 2000 Personalがプレインストールされる。バッテリー駆動時間はバッテリーパック(L)使用時で3~4時間、バッテリーパック(LLL)使用時で6~9時間。

全機種とも、チップセットはIntel 815EMでグラフィックスアクセラレーターを内蔵している。ビデオメモリーは11MBでメインメモリーと共有。PCカードスロットはTypeII×1(CardBus対応)、内蔵モデムは56kbps(K56flex/V.90対応)。キーボードは18mmピッチでキーストロークは約2mm、ボインティングデバイスはインテリジェントタッチパッドとセンタージョグ。

外部接続端子はUSB×2、i.LINK(S400)、ネットワークコネクター(100BASE-TX/10BASE-T)、モデム用モジュラージャック、マイク入力、ステレオヘッドホン出力、外部ディスプレー端子、ドッキングステーション用端子、マジックゲート対応メモリースティックスロット。本体サイズは幅279.5×奥行き239×高さ29.3mm、重量は1.7kg(バッテリーパック(L)搭載時)。

発売日はR505本体、ドッキングステーションとも14日。価格はオープンプライスで、推定小売価格は、PCG-R505/DKが30万円前後、PCG-R505R/Kが25万円前後、PCG-R505/BWが22万円前後。ドッキングステーションのPCGA-DSM5が7万円前後、PCGA-DSD5が4万円前後となっている。

また、オプションのリチャージャブルバッテリーパック(L)『PCGA-BP2R』は推定小売価格が2万5000円前後、リチャージャブルバッテリーパック(LLL)『PCGA-BP4R』は4万円前後、キャリングポーチ『PCGA-CP5Z』は3500円前後。それぞれ14日発売。

ソニースタイルオリジナルモデルは3機種

ソニースタイルドットコム・ジャパン(株)が運営するECサイト“ソニースタイル”では、ソニースタイルオリジナルモデル『PCG-R505/SP』と、『PCG-R505R/K』のメモリー増設オリジナルバージョン『PCG-R505R/K spec192』、『PCG-R505R/K spec256』を発売する。PCG-R505/SPは、店頭販売モデル『PCG-R505/BW』から同梱のCD-RWドライブを外した単体モデルで、本体仕様やソフトはPCG-R505/BWと同じ。『PCG-R505R/K spec192』はPCG-R505R/Kのメモリーを192MBに、『PCG-R505R/K spec256』は同じくメモリーを256MBにそれぞれ増設したもの。

ソニースタイルオリジナルモデル
PCG-R505/SP。本体デザインは店頭販売モデルと同じ

ソニースタイルでは、今回のR505の先行受注をエントリー方式で受け付ける。本日4日より発売開始日までの注文受付は、サイト上のエントリー専用ページでエントリーしたユーザーのみに限定され、エントリーしたユーザーにのみ、順次、受注の方法をメールで連絡する仕組みとなっている。発売日到着分については、初回出荷分の台数をエントリー者数が超えた場合、受注方法の案内順を抽選で決定するという。なお、このエントリーは購入を強制するものではないとしている。25日17時までの期間にエントリーし、R505等を購入したユーザーには、エントリー特典として“バイオノート505”のキャリングポーチを付帯するという。発売日は、PCG-R505/K spec256と同Spec 192が14日、PCG-R505/SPが28日。販売価格は受注開始日にサイト上で発表される。

エントリー特典のキャリングポーチ
エントリー特典のキャリングポーチ

バイオノートFXの新機種も発売

またソニーは、A4サイズノートPC“バイオノートFX”シリーズの新機種『PCG-FX55A/BP』を発表した。PCG-FX55A/BPは、既存の『PCG-FX55/BP』のラインナップの追加モデル。実際は入れ換えモデルに相当し、PCG-FX55/BPが売り切れ次第、PCG-FX55A/BPにラインが切り替わることになる。

既存のPCG-FX55/BPがメモリー64MB(SDRAM)、CD-RWドライブ搭載であったのに対し、PCG-FX55A/BPは、128MBのメモリー(SDRAM)と、CD-ROMとCD-R読み込み24倍速/CD-RW読み込み12倍速/DVD-ROM読み込み8倍速/CD-R書き込み8倍速/CD-RW書き込み4倍速のCD-RW/DVD-ROM一体型ドライブを搭載している。

PCG-FX55A/BP
PCG-FX55A/BP。本体デザインは既存モデルと同じ

CPUにモバイルIntel Celeron-700MHzを採用し、20GBのHDD(Ultra-ATA/66)を搭載、14.1型XGA対応TFTカラー液晶ディスプレー(1024×768/1677万色)を装備する。チップセットはIntel 815EM。PCカードスロットはTypeIII×1またはTypeII×2(CardBus対応)、内蔵モデムは56kbps(V.90/K56flex対応)。ポインティングデバイスはインテリジェントタッチパッド。

外部接続端子は、プリンター、シリアル、USB×2、外部ディスプレー出力、i.LINK(S400)、モデム用モジュラージャック、マイク入力、ステレオヘッドフォン出力、ネットワークコネクター(100BASE-TX/10BASE-T)。バッテリー駆動時間は標準バッテリー1個利用時で2~4時間。本体サイズは幅324×奥行き265.5×高さ46.9mm、重量は3.1kg。OSはWindows Meで、Office 2000 Personalをプレインストールする。14日発売で、価格はオープンプライスで、推定小売価格は25万円前後。

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