ソニー(株)は21日、モバイル機器向けのデジタルコンテンツ著作権管理・配信システム『OpenMG Light(オープンエムジー ライト)』を開発したと発表した。
同システムは、サーバー/クライアント型の著作権管理・配信システム。パソコン内の音楽データの著作権保護技術“OpenMG”の機能を、デジタルコンテンツを配信するサーバー側システム『OpenMG Lightサーバシステム』と、コンテンツをダウンロードして記録・再生するモバイル機器側のソフト『OpenMG Lightクライアント』に分担させることで、著作権の管理、配信を行なう。
『OpenMG Lightクライアント』は、携帯電話やPDAなど制約の多いモバイル機器への著作権保護技術の組み込みが行なえるようにプログラムサイズを小さくしたという。『OpenMG Lightサーバシステム』は、自由度の高いアーキテクチャーがを採用したことにより、既存の課金システムや配信システムとの混成が可能なほか、多数のクライアントからの同時アクセスが予想されるサービスにも適用できるという。また、モバイル環境向けの機能として、コンテンツのダウンロード中に通信切断が発生した場合に、配信を途中から再開する機能なども実装する。
