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プロテニスコーチの杉澤修一氏、ネットベンチャー企業を設立

2000年08月09日 15時08分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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プロテニスコーチの杉澤修一氏は8日、“株式会社シーファイブスパイダー”を6月1日に設立したと発表した。オリンピック代表の宮城ナナ選手らが所属するテニスチーム“チームスカンヂナビア”におけるプロ選手のスポーツマネジメントや、一般向けのテニススクール、テニス愛好家向けのホームページ“Tennis Web”やメールマガジンの運営といった、これまで杉澤氏が手掛けてきた事業をベースに、ウェブマーケティング事業や、EC事業などを行なうという。資本金は1億5000万円で、杉澤氏が約80パーセントを出資するほか、ソフトバンクグループなどがこれに資本参加している。代表取締役は杉澤氏が務め、現在の社員数は15名。本社は東京都・千代田区。

プロテニスコーチの杉澤修一氏。新会社の代表取締役を務める

新会社で特に注力する事業は、テニスサークルやイベントを通じて募った会員や、インターネットを通じて募った会員のデータベースを利用したウェブマーケティング事業という。1業種1社の契約を基本とし、各種アンケートリサーチや、メールマガジン・ウェブサイト広告といったサービスを提供する予定という。

杉澤氏は会員獲得の目標について、サークル・イベント会員とインターネット会員の合計で、2000年度(2000年6月~2001年5月)で11万人とした。杉澤氏は、新会社設立からテニススクールやイベントの運営事業を行なっていたが、「1000万人以上の会員を既に獲得しているが、(ウェブマーケティング事業を開始するにあたり)、アンケート回収率80パーセントを目指してこれを再構成する」と語った。学生テニスサークルの支援事業“スカンヂナビアサークル”などを通じて集めた大学生会員は、現時点で目標数の1万人を超えており、「直接現場で回収することも可能なので、これについては回収率100パーセントも達成できるだろう」という。

“Tennis Web”上では、“スカンヂナビアサークル”登録サークルの紹介も行なっている。早稲田大学、慶應義塾大学など首都圏の私立大学を中心に約80のサークルが登録している

今後は、このマーケティング事業をはじめ、クレジットカード機能付きの会員用IDカード“@Tennis(アットテニス)”の発行、“Tennis Web”上でのEC事業などを展開する予定だ。2000年度の売上げ目標は約500万円、3年後の2002年度は約2700万円としている。

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