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アドビシステムズ、ウェブ制作ツール『Adobe GoLive 4.0日本語版』を発表

1999年08月26日 00時00分更新

文● 千葉英寿

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アドビシステムズ(株)は25日、ウェブ制作ツール『Adobe GoLive 4.0日本語版』を9月24日に発売すると発表した。価格はオープンプライスで、同社では市場での価格を4万円前後と予想している。対応OSはMacOS 8.0以降、Windows 98/NT4.0。

Adobe GoLive 4.0日本語版(以下、GoLive 4.0)は同社にとって、ウェブ制作用の製品を開発・提供する上において、戦略的な位置づけにある製品。ウェブ制作向けの機能を付加した『Adobe Photoshop 5.5日本語版』との協調作業によって、さらに威力を発揮するという。

Adobe GoLive 4.0日本語版
Adobe GoLive 4.0日本語版



視覚的なサイト構築

GoLive 4.0には、視覚的なサイト構築を可能とする“サイトマップ機能”が搭載されている。これにより、ウェブサイトの企画と設計をスムーズに行なうことができるという。

WYSIWYGなウェブページデザイン

ページレイアウトソフトと同様に、GoLive 4.0ではピクセル単位のコントロールが可能。レイアウトグリッドを備えているため、画像などのエレメントを任意に、しかも正確に配置することが可能だ。また、ドラッグ&ドロップによる画像配置ができるほか、インスペクタパレットも導入されており、HTMLコードを意識することなくウェブページを作成できるという。

MacintoshとWindowsの両方で表示されることを考慮し、GoLive 4.0では両プラットフォーム、および主要なウェブブラウザーにおける表示状態をプレビューすることが可能。OSによって異なるインデックスカラーをサポートしており、色味を調整することができる“複数ブラウザサポート”などの機能が用意されている。

このほか、WYSIWYGのカスケーディングスタイルシート(CSS)エディタ、DHTMLタイムラインエディタ、QuickTimeムービーエディタなどの機能を搭載している。QuickTimeムービーエディタは、既存のムービーにビデオトラックやサウンドトラックを追加するのはもちろん、スプライトトラックや効果トラック、HREFトラックも追加・編集することができる。

また、必要に応じてコードを直接編集することも可能。画面上のタブをクリックしてソースコードを表示し、ソースコードエディターを使用した編集を行なうことができる。

Javaスクリプトを含むさまざまな技術への対応

ポップアップメニューには、14のJavaスクリプトアクションが登録されている。用意されているアクションはスライドショー、デイリーダイレクト、フォースドフレーム、リモートウィンドウターゲッティング、そしてパスワード保護など。それらのJavaスクリプトアクションを含む、“Adobe Actions Plus1.0”という機能も装備されている。

XMLやASPもサポートしており、これらの言語でプログラムされたページの閲覧や編集にも対応している。さらにアップルコンピュータの“Web Objects”との統合性も備えている。

サイトコントロール機能

Adobe PDF、QuickTimeムービー、Shockwave、Flashなどのファイルに埋め込まれたURLリンクの管理が可能。サブフォルダの再スキャン、リンクの自動更新、エラーファイルの更新も自動的に行なう。サイト内で使用されているカラーセットやフォントセット、外部URLも、サイト管理機能により一括して管理することが可能だ。FTP接続されている場合には、サーバー上に置かれているファイルを直接更新することもできる。

クロスアップグレードも含むアップグレードプログラム

『GoLive CyberStudio Professional Edition』の全登録ユーザーに対しては、アップグレードパッケージが1万円で提供される(アドビによる直販のみ)。

また、他のアドビ製品や他社のウェブ関連製品ユーザーに対しては、限定1万本が2万円の特別価格で提供されるキャンペーンを実施する。この特別提供キャンペーンは、店頭販売でも行なわれる予定だ。

このキャンペーンの対象となる他社製品は以下の通り。

・MacromediaDreamweaver 1J以降
・Macromedia Flash 3J以降
・Macromedia Fireworks 2J
・NetObjects Fusion 3J
・IBM ホームページビルダー2000
・Microsoft FrontPage 2000
・ホームページProver.3
・iホタル2001

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