米Sun Microsystemsが、「Java 2 SDK v 1.2.2 Release Candidate 1 for Linux」を公開
1999年12月08日 00時00分更新
米Sun Microsystemsは、同社のWebサイトにLinux対応のアプリケーションソフト開発ツールのベータ版「Java 2 SDK v 1.2.2 Release Candidate 1 for Linux」を公開した。これは、Solaris/Windows用の開発ツールである「Java 2 SDK」をLinuxに対応させたもの。これにより、JavaベースのアプリケーションソフトをLinux上で開発および運用できる。
ベータ版は、JDC(Java Developer Connection)の会員を対象に、無償でダウンロードできる。ベータ版の入手には会員にならなければならないが、名前やメールアドレスなどの登録だけで誰でも会員になれる。会費は無料。なお、正式版は2000年上期に公開予定で、これも無償で提供されるという。
Java2 SDK Standard Edition Version 1.2.2に含まれるサンプルプログラム。曜日と月が漢字で表示されている |
Java 2 SDK v 1.2.2の特徴は、以下のとおり。
- ファイルやディレクトリなどにアクセス権が設定できる“セキュリティーの強化”
- アプリケーションソフト間でデータを転送できる“ドラッグ&ドロップ機能”を装備
- Javaプログラミング言語コンパイラ“Javac”の改良
- Java起動コマンドにオプション追加
- デバッグ用API“Java Virtual Machine Debugger Interface (JVMDI)”を装備
- プロファイル用API“Java Virtual Machine Profiler Interface (JVMPI)”を装備
Linux用のJava 2対応ツールとしては、米インプライズの開発ツール「Borland JBuilder 3」がアナウンスされている。詳細は下記サイトを参照のこと。