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実写で見る「EOS 50D」──ニコンD90と比較

2008年11月10日 10時30分更新

文● 小林伸/カメラマン

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夜景撮影でのノイズ比較


 ここからはD90と画質を比較する。なお、掲載しているサンプルのうち左側がEOS 50D。右側がニコンD90。長秒時露光のノイズ低減(長秒時ノイズ低減)、高感度撮影時のノイズ低減(高感度ノイズ低減)に関してはともに使用しない設定としている。

 EOS 50Dは、自然光でもISO 3200あたりから少しノイズが目立ってくるがほとんど気にならないレベル。増感するとノイズはリニアに増加するが実際の使用に関してノイズ低減処理は「弱め」にしたほうが画像のエッジはシャープに出ている印象だ。感度はニコンD90より1段分高くできるが、EOS 50Dで感度拡張すると、紺色の夜空に赤や緑の縞がまだらに出てくる。D90では画像こそ荒れるが、こういった色の変化は感じられない。

 発色の傾向は、キヤノンのほうが光源の色をより強調した印象で、かなり異なる。


常用感度での比較


ISO 100(D90はISO 200を-1EV減感)

ISO 200

ISO 400

ISO 800

ISO 1600

ISO 3200

感度拡張(増感)での比較

ISO 6400(ISO 3200を+1EV増感)

ISO 12800(ISO 3200を+2EV増感)

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