新世代の標準レンズとして誕生したシグマ「50mm F1.4 EX DG HSM」(関連記事)。フルサイズ撮像素子を搭載したデジタル一眼レフに完全対応した実力派だ。実際に3週間使い続けてみて、その実力の一端を垣間見ることができた。しかし、それはあくまでも単体の製品としての印象に過ぎない。ほかのレンズと何が違うのか知りたくなった。
そこで筆者は、50mm F1.4 EX DG HSMとキヤノンの50mm単焦点レンズを比較してみることにした。比較レンズの内訳はキヤノンの超高級標準レンズ「EF50mm F1.2 USM L」、同じく純正標準レンズ「EF50mm F1.4 USM」、さらに普及クラス純正標準レンズ「EF50mm F1.8(II)」だ。
シグマ・キヤノンの標準単焦点レンズ | ||||
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製品名 | 50mm F1.4 EX DG HSM | EF50mm F1.2 USM L | EF50mm F1.4 USM | EF50mm F1.8(II) |
メーカー名 | シグマ | キヤノン | ||
最大径×全長 | 84.5×68.2mm | 85.8×65.5mm | 73.8×50.5mm | 68.2×41mm |
重量 | 505g | 580g | 290g | 130g |
フィルター径 | 77mm | 72mm | 58mm | 52mm |
実売価格 | 5万5000円前後 | 15万円前後 | 4万5000円前後 | 1万円前後 |