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ガンダム系量産型機の集大成、ジェガンが「HCM Pro」に参上

2007年09月14日 18時50分更新

文● 師 忍

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 劇場アニメ「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」で登場した、連邦軍側の量産型MS「ジェガン」。初代ガンダムで登場したジムの後継であり、アムロ達が活躍した時代の最終形量産型機とも言える機体だ。そのジェガンが、バンダイの「HCM Pro」シリーズに登場した。店頭での販売価格は、2300円程度。

お馴染みHCM Proのパッケージ。武装もしっかりと確認できる窓は、いつも便利。裏面をみると様々な武装でのアクションが確認できる

 このジェガン、主人公アムロこそ使っていなかったが、量産型機でありながら作中のメインキャラクターであるクェス、ハサウェイ、チェーンの運命を決めたシーンで重要な役割を果たした。主人公側の量産型機というとジムを筆頭にどうしても単なる群衆、もしくはやられ役というイメージが強い。これは、敵側の量産型機にはライバルが乗って登場することが多いのに対して、主人公側はどうしてもガンダムをはじめとした個性的なMSを利用していることが多いからだ。実際、アニメ本編においては、ホワイトベースでもアーガマでも、ネェル・アーガマと主人公が所属していた船からの量産型機の出撃シーンというのは記憶に少ない。その中で劇場版という限られた時間で登場MSが少なかったこともあってか、連邦系量産型MSとしては出番の多い機体だった。

コトブキヤ 秋葉原本店やアソビットキャラシティで見かけたサンプル。最近のサンプル展示のポイントは下半身のひねりだ

 またジム、ジムII、ジムIIIとジムの名前を残してきた系譜から、名前を変更することになった転換期に当たる機体でもある。そして「機動戦士ガンダムF91」「機動戦士Vガンダム」といった未来においても、「~ガン」というネーミングで後継量産型機を残していくことになった。

 今回登場した「HCM Pro 43-00 ジェガン」は、HCM Proの例に漏れず各関節が良く動く。特に股間とつま先の可動範囲が拡大したことで、より柔軟なポーズが可能だ。武装の選択肢も多く、腕だけでもグレネードパックやサーベルラック、ノーマル状態と3種類を用意。他にもビームライフル、ビームサーベル、シールド、ウェスト部のロケットパックなども備えている。1/200スケールで10cm程度というコンパクトなサイズながら、楽しみ方は色々だ。HCM Proシリーズでは、逆襲のシャアに登場したMSは、リ・ガズィ、ギラ・ドーガ、νガンダム、サザビー、ヤクト・ドーガが発売になっており、α・アジールはMAであることを考えると、ほぼ全てが揃ったことになる。ファンならば全てを揃えていきたいところだ。

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