今週末はCDやDVDはおとなしめなので、新製品の多かったバンダイのガンプラをチェック。まず現在放映中の「機動戦士ガンダム00」から、1/144スケールのHGシリーズに2台目のガンダムが登場だ。FGシリーズやHCM Proの時と同様に、登場したのは「ガンダムデュナメス」。ロックオン・ストラトスが搭乗する射撃を得意とするガンダムだ。先週よりTV本編にも登場したGNフル・シールドも用意されているし、ガンカメラの射撃モードへの変形ギミックも装備。ライフルスタンドもあるので、腹ばいになっての射撃シーンなど、デュメナスらしいポーズの演出も楽しめる。店頭での販売価格は1000円程度だ。なお可変タイプのキュリオスは来週の発売予定となっている。
ガンダム00では、ガンダム達の母船である「プトレマイオス」も来週発売予定。すでにサンプルの外箱やモデルそのものの展示も始まっている。コトブキヤ 秋葉原店に展示してあったモデルを見たところ、かなり大きなサイズだった。歴代ガンダムでも、このサイズの戦艦がモデルになっているものは少ない。そもそも戦艦そのものが番組放映初期段階でモデル化したというのは、筆者の記憶には無い。4機のガンダムも付属するので、あわせて楽しめそうだ。
続いてはOVA「機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争」に登場するジオン軍の特殊工作部隊「サイクロプス隊」がガンプラで登場。1年戦争時代の部隊をモデル化している「U.C.ハードグラフ」シリーズの新作だ。MSは付属していないが、メカとしては軽機動車「PVN.3/2 サウロペルタ」がセット。MSのガンプラとはひと味違う、硝煙と泥臭さを感じさせるガンダムワールドが展開できる。店頭での販売価格は2400円程度だ。1/35スケールなので、MSと単純に共演させるのは難しい。しかしBOXアートの背景に見えるザクとの組み合わせを見ると、MSを主役としたガンダムとはまた違う世界が見えてくる。サウロペルタは下面の細かなディテールや車載機関銃、スペアタイヤといった小道具も再現されているのが魅力だ。
最後も1年戦争時代のMSだが、今度はHCM Proシリーズの新作「ガンダム Ez8」だ。OVA「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」に登場した機体で、陸戦型ガンダムを現地改修したモデル。陸戦型ガンダムお馴染みのウェポンコンテナや、パラシュート・パックといった武器以外のアイテムも豊富。またガンダムながら、ちょっと異なる顔つきの原因となったロッドアンテナも付属パーツで用意されている。店頭での販売価格は2400円程度だ。初回限定で特別カスタムパーツもセットになっている。これは第08MS小隊向けの追加パーツで、以前HCM Proシリーズに陸戦型ガンダムが登場したときにも同梱されていた。今回は第2弾という扱いだ。このカスタムパーツを利用する場合は接着剤が必要となるが、ウェザリング塗装とあわせて、よりリアルなミリタリーガンダムを表現するのに役立ちそうなパーツとなっている。