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ガンダムだけがMSじゃない! ガンダム00の量産型MSがHGシリーズ第2弾としてガンダムを押しのけデビュー

2007年10月18日 23時58分更新

文● 師 忍

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敵方のMS「HG ユニオンフラッグ」が発売に

 毎週のように関連商品を紹介している「機動戦士ガンダム00」であるが、ガンプラというジャンルを築いた番組だけにプラモデル商戦もスタートダッシュに力が入っている。というわけで今回店頭に並び始めたのは、バンダイの1/144スケール「HG ユニオンフラッグ」だ。ガンダム00では2機目のHGシリーズで、なんとガンダムではなく敵となるユニオンの量産型可変MSの登場だ。店頭での販売価格は800円程度となっている。
 ガンダム00は私設武装組織の主人公達が「武力による戦争の根絶」という考えで、世界に喧嘩を売っている物語。「ユニオン」とは作中に登場している3つの勢力の1つで、アメリカ合衆国を中心とした勢力のことだ。

「HG ユニオンフラッグ」を実際にアソビットキャラシティのサンプルで変形してもらったところ、パーツを片腕のパーツを外していたが1分もかからずに飛行形態からMS形態へと変形できた

 この「SVMS-01 ユニオンフラッグ 量産型」は、ユニオンが所持する最新MSであり、作戦行動中にも変形して飛行形態に移行できるというのが大きな特徴。飛行形態とMS形態の変形は、脚部を腰から90度折る形で行なっており、プラモデルでも再現されている。飛行形態時に前方に伸びているノーズ部分は、MS形態時に右手で持っているリニアライフルだ。脚部が細く長いことがデザインとして目立つのだが、MS形態でバランスを取って立つことが可能。背中のウィングなど可動部分もしっかりと再現されている。

箱の横に解説されている変形状態を見てもらうと、どのように変形しているかわかりやすい

「逆シャア」から 「ヤクト・ドーガ」も登場

 またガンダム00関連だけでなく、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」からも懐かしい機体がHGUCシリーズで登場している。それが「ヤクト・ドーガ」で、劇中に登場したギュネイ・ガス専用機とクェス・エア専用機の2種類が同時に発売。どちらも店頭での販売価格は同じで2000円程度だ。

ボックスアートはどちらも右上から見ているイラストなので、ビーム・ライフルとメガ・ガトリングガンという武装の違いも目立っている

 両機の大きな違いはカラーリングだが、それ以外にも頭部のデザインが違っていたり、武装がギュネイ機はビーム・ライフルなのに対して、クェス機はメガ・ガトリングガンとなっていたりする。筆者のツボにはまったのはファンネルの演出。しっかりとクリアパーツを利用して射出後の状況も再現できるようになっているのはポイントが高い。クリアパーツの取り付け部分が、肩のファンネル収納部分というのも切り離した直後のような雰囲気が出るだろう。

箱の横での解説でも武装の違いがしっかりとわかるのだが、ファンネルの展開写真もチェックしたいところだ

 しかしHCM Proでもそうだったが「クェス・エア専用機」という名前が、筆者にはイマイチしっくりこない。クェス・パラヤがネオ・ジオンへと移った際に名乗った偽名がクェス・エアであり、ネオ・ジオンのMSであるヤクト・ドーガでは、クェス・エア専用機と呼ばれるのが正しいのはわかる。しかし、キャラクターとしてのイメージは、どうしても本名パラヤのが大きいのだ。いっそ「クェス専用機」のが違和感を感じなくてすむのだが、いかがなものだろうか。

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