5代目はターボエンジンを搭載。牙を抜かれた国産車に活を入れた1台だという。
飯塚 “ジャパン”とも呼ばれる5代目スカイライン。ちょうど筆者が生まれた時期に販売が開始された車体ですが、すみません、西部警察で出てきたくらいしか、正直よく知りません。
6代目は“ニューマン”スカイライン。
飯塚 6代目スカイラインといえば、なんといっても後期型RSのフロントマスクを象徴した愛称“鉄仮面”ですね。この6代目から型番が“RXX”となっています。このあたりの年代(80年代半ば)の車なら、少なくなったとはいえ、まだまだ街中でも見かけることがありますね。同時期のライバル車というと、トヨタの初代ソアラ(Z10)あたりでしょうか。
7代目は“都市工学”スカイライン
飯塚 R34まで搭載されたRB型エンジンを搭載する7代目スカイライン。GT-Rの名こそ付かなかったものの“R”が付く800台限定生産車“スカイライン GTS-R”をラインナップ。タービンの変更やインタークーラーの大容量化などにより、210馬力をひねり出しました。
8代目は“超感覚”スカイライン
飯塚 筆者くらいの年齢で、スカイラインと言えばやっぱりコレ。“R32 スカイライン”。ケンメリ以来、16年ぶりとなる“GT-R”(BNR32)では、2.6リッター直列6気筒の名機“RB26DETT”を搭載。Z32 フェアレディZに続く日産2台目の280馬力を実現していました。GT-R以外でも“GTS-T Type M”(HCR32)は、2リッター直列6気筒の“RB20DET”を搭載する2ドアクーペで、215馬力をひねり出し、販売終了からすでに12年経っているのに、今なお走り屋の間では人気が高いです。中古車価格で30~70万円と購入しやすいのも魅力でしょう。ちなみに数年前に、スカイラインの父とも言える桜井眞一郎氏の手により、R32 GT-Rの中古車をベースに徹底したリストアと最新パーツを使用した『BNR32 S&S Limited Version』が販売されていて、即完売になりました。