ASCII Power Review 第97回
新型Watchを2週間使ってみたら、バッテリーの持ちもよくわかりました
Apple Watch Series 6 実機レビュー = 中高年こそ活用したい「健康」腕時計だった!!
2020年10月06日 13時00分更新
アップルはスマートウォッチの最新モデル「Apple Watch Series 6」を9月15日に発表、9月18日より販売開始した。価格はGPSモデルが4万2800円、GPS+Cellularモデルが5万3800円からである(以下、すべて税抜)。
同時に、GPSモデルを2万9800円、GPS+Cellularモデルを3万4800円から購入可能なエントリーモデル「Apple Watch SE」も発表、発売されているが、なにより健康が気になるお年頃の筆者は血中酸素を計測可能なSeries 6を秒速で購入した。
使い始めてから約2週間が経過したので、実際の使い勝手についても踏み込んだ徹底レビューをお届けしよう。
新しい「ベルト」が魅力!!
スペックも順当に進化
Series 6には、ケースとベルトの組み合わせ、Cellular機能の有無、そしてコラボレーションモデルと、多くのラインナップが用意されている。サイズは40mm/44mm、ケースはアルミニウム/ステンレススチール/チタニウム、バンドはソロループ/ブレイデッドソロループ/スポーツバンド/スポーツループ/レザー/ステンレススチールが存在し、またコラボモデルとして「Apple Watch Nike」、「Apple Watch Hermès」が販売されている。すべてをリストアップすると膨大な量となるので、今回は代表的なモデルを抜き出してご紹介しておこう。
●ケースによる価格の違い
(以下すべてホワイトスポーツバンド)
40mmスペースグレイアルミニウムケース(4万2800円)
44mmスペースグレイアルミニウムケース(4万7800円)
40mmグラファイトステンレススチールケース(7万2800円)
44mmグラファイトステンレススチールケース(7万7800円)
40mmスペースブラックチタニウムケース(8万2800円)
44mmスペースブラックチタニウムケース(8万7800円)
●バンドによる価格の違い
(以下すべて40mmスペースグレイアルミニウムケース)
ディープネイビーソロループ(4万2800円)
ディープネイビースポーツバンド(4万2800円)
プラムスポーツループ(4万2800円)
インパネスグリーンブレイデッドソロループ(4万7800円)
グラファイトミラネーゼループ(4万7800円)
ピンクシトラスモダンバックル(5万3800円)
なお、ケースの材質が異なっても、従来同様基本スペックはみんな同じだ。チップは「S6(64ビットデュアルコアプロセッサ搭載)」、「W3ワイヤレスチップ」、「U1チップ(超広帯域)」を採用。メモリー(RAM)は非公表で、ストレージは32GBを搭載している。
画面は1000cd/平方mのLTPO(低温多結晶酸化物) OLED常時表示Retinaディスプレイが採用されており、解像度は40mmモデルが324×394ドット、44mmモデルが368×448ドットだ。表面ガラスは、アルミニウムケースには「Ion-Xガラス・ディスプレイ」、ステンレススチールケースとチタニウムケースには「サファイア・クリスタル・ディスプレイ」が採用されている。
本体サイズは40mmモデルが40×34×10.4mm、44mmモデルが44×38×10.4mm。重量はケースの材質によって異なり、アルミニウムケースが40mm:30.5g/44mm:36.5g、ステンレススチールケースが40mm:39.7g/44mm:47.1g、チタニウムケースが40mm:34.6g、44m:41.3gとなっている。
電源はリチウムイオン・バッテリーが内蔵されており、バッテリー駆動時間は最大18時間。充電時間は80%までが約1時間、100%までが約1.5時間だ。
Series 5からの進化点を総括すると、プロセッサーが「S5」から「S6」にアップグレードされたことで処理性能が最大20%高速化し、空間認識機能を備えた「U1チップ(超広帯域)」を追加。そして、血中酸素濃度センサーを搭載し、電力効率が向上した常時計測型の高度計が搭載されたことが挙げられる。
血中酸素濃度センサーで
肺や心臓が正常に機能しているかわかる!!
この連載の記事
- 第242回 Core Ultra搭載で11型大画面のポータブルゲーミングPC「ONEXPLAYER X1」実機レビュー
- 第241回 富士フイルムの4020万画素APS-Cコンパクトカメラ「X100Ⅵ」実機レビュー
- 第240回 ASUSが発売した「究極」の2画面モバイルノート「Zenbook DUO」実機レビュー
- 第239回 Core Ultra搭載で最強2in1ノートだ = 「HP Spectre x360 16」実機レビュー
- 第238回 ハーフNDフィルター内蔵でAFも進化の「OM-1 MarkⅡ」実機レビュー
- 第237回 Core UltraとGeForce RTXの組み合わせを計ってみた = 「AORUS 15 (2024)」実機レビュー
- 第236回 ASUSのお買い得ゲーミングノート「TUF Gaming A15」実機レビュー
- 第235回 第14世代「Core i9-14900HX」+「RTX 4090」に超高輝度LCD搭載の「ROG Strix SCAR 18」実機レビュー
- 第234回 最新の「2つ折りPC」は超便利すぎだった=「HP Spectre Foldable 17」実機レビュー
- 第233回 爆速なうえ完全画面に背面フルフラットを実現したゲーミングスマホ「REDMAGIC 9 Pro」実機レビュー
- この連載の一覧へ