「兄弟で遊べて、どちらも勝てるゲームってありませんか?」
こんにちは、アナログゲームマスターあだち先生です。
子どもたちとゲームをする機会も多いあだち先生ですが、ゲームで負けて泣いてしまう子も、たまにいます。
とくに兄弟で遊んだ場合に、自分のお姉ちゃん、お兄ちゃんに負けてしまうと悔しさ倍増で、えんえん泣いてしまってもう手がつけられない……なんてこともあります。
実は、親御さんの悩みの種だそうで、「兄弟で遊べて、ほどよくどちらも勝てるゲームってありませんか?」というご相談をよく受けます!
「兄弟の下の子が負けると泣いちゃうし、とは言いつつも、上の子にわざと負けてあげて……というのも酷だし、どうしたらいいでしょう」
うんうん、大変ですね〜。だれかが泣いて終わるのが目に浮かびます。
そもそも、どんなゲームが力の差が出やすいのでしょうか? ポイントを挙げてみます。
その1「スピードで決まるゲーム」
スピードで勝敗が決まるゲームは、どうしても年齢が小さい子は不利。
だけど、お兄ちゃんやお姉ちゃんが手をぬいたり、大人が「ほら! あれだよ!」って教えてあげたり、みんなで待ってあげたりなど、1番小さい子にあわせてしまうと、もはやゲームじゃない!
その2「運要素が少ないゲーム」
運の要素が少ないものも、年齢が小さい子は不利なことが多いです。
『オセロ』や『チェス』のような、お互いの情報が常に見られる状態のゲームを「アブストラクトゲーム」と呼びます。
これらのゲームは、運の要素がまったくないので、あたりまえの話ですが、実力勝負のみになってしまいます。
そのうえ、実力がある人が「駒をこう動かしてみればいいんじゃない?」と口出しをすることがあります。言われた人はアドバイスのままに駒を動かして、考えることを放棄してしまうんです。
これじゃ、だれが遊んでいるゲームなのかわからない!
では、年齢差があっても楽しく遊べるゲームって? そんな都合のいいゲームがあるの? 今回はそんなゲームをご紹介したいと思います。
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