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週替わりギークス 第127回

兄弟で年齢差があっても楽しめるアナログゲーム3選

2019年06月11日 17時00分更新

文● あだちちひろ 編集 ●上代瑠偉/ASCII

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「兄弟で遊べて、どちらも勝てるゲームってありませんか?」

 こんにちは、アナログゲームマスターあだち先生です。

 子どもたちとゲームをする機会も多いあだち先生ですが、ゲームで負けて泣いてしまう子も、たまにいます。

 とくに兄弟で遊んだ場合に、自分のお姉ちゃん、お兄ちゃんに負けてしまうと悔しさ倍増で、えんえん泣いてしまってもう手がつけられない……なんてこともあります。

 実は、親御さんの悩みの種だそうで、「兄弟で遊べて、ほどよくどちらも勝てるゲームってありませんか?」というご相談をよく受けます!

 「兄弟の下の子が負けると泣いちゃうし、とは言いつつも、上の子にわざと負けてあげて……というのも酷だし、どうしたらいいでしょう」

 うんうん、大変ですね〜。だれかが泣いて終わるのが目に浮かびます。

 そもそも、どんなゲームが力の差が出やすいのでしょうか? ポイントを挙げてみます。

その1「スピードで決まるゲーム」

 スピードで勝敗が決まるゲームは、どうしても年齢が小さい子は不利。

 だけど、お兄ちゃんやお姉ちゃんが手をぬいたり、大人が「ほら! あれだよ!」って教えてあげたり、みんなで待ってあげたりなど、1番小さい子にあわせてしまうと、もはやゲームじゃない!

その2「運要素が少ないゲーム」

 運の要素が少ないものも、年齢が小さい子は不利なことが多いです。

 『オセロ』や『チェス』のような、お互いの情報が常に見られる状態のゲームを「アブストラクトゲーム」と呼びます。

 これらのゲームは、運の要素がまったくないので、あたりまえの話ですが、実力勝負のみになってしまいます。

 そのうえ、実力がある人が「駒をこう動かしてみればいいんじゃない?」と口出しをすることがあります。言われた人はアドバイスのままに駒を動かして、考えることを放棄してしまうんです。

 これじゃ、だれが遊んでいるゲームなのかわからない!

 では、年齢差があっても楽しく遊べるゲームって? そんな都合のいいゲームがあるの? 今回はそんなゲームをご紹介したいと思います。

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