代理店はしばしば「自分たちは悪くないのに、納品先のお客様に謝らなければならない」事態が発生します。それは得てして「メーカー起因の納期遅延や製品トラブル」。
お客様にとっては代理店が窓口のため、基本メーカーさんの顔は見えません。そのため、良いことがあっても悪いことがあっても、お客様の対応は代理店です。
良いことなら全然ウェルカムです。けれど、良いことでお客様に訪問したのは、記憶にある限りCore 2 Duo とWindows 7の初回発注数量の相談しかありません。ほとんどが、販促施策の打ち合せか、悪いことにともなうごめんなさいの訪問です。
この「ごめんなさい」の訪問に、メーカーさんがいつも同席するわけではありません。その場合、代理店がメーカーさんにトラブルの原因と結果、今後の対策などをお伺いし、代理店が全部窓口になって怒っているお客様の対応をします。
その際、トラブルの理由がしっかりしていればまだいいのですが……
ごくたまに、「とんでもない理由」がメーカー担当者の口から出てくることがあるのです。さすがにヤマダも、激ギレと共にお客様に説明するのを戸惑う理由が……。
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