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盛田 諒の「アスキー家電部」 第33回

【完全版】さらさらモヒート風かき氷に昇天 ふわふわとろ雪かき氷機

2016年09月01日 15時00分更新

文● 盛田 諒(Ryo Morita)

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 オードブル肉料理、サイドディッシュ肉料理、メインディッシュ肉料理。すべての肉に感謝を捧げて肉をいただく肉祭りを開催している。1品目は唐揚げ、2品目はハンバーグ、3品目はとんかつ、4品目は豚の角煮。最後はデザートに「モヒート風かき氷」をいただく。使うのはドウシシャ「ふわふわとろ雪かき氷機」。口の中をさっぱりさせる大人のデザートをいただきたい。

肉祭りwith三種の神器 メニュー

・オードブル「唐揚げ」シャープ ヘルシオ ウォーターオーブン
・副菜「ハンバーグ」フィリップス ノンフライヤー
・副菜「とんかつ」ノンフライヤー&ヘルシオ
・主菜「豚の角煮」シャープ ヘルシオ ホットクック
・デザート「モヒート風かき氷」ドウシシャ ふわふわとろ雪かき氷機
・巻末座談会「いま本当にキッチンに欲しいもの」


デザート「モヒート風かき氷」ドウシシャ ふわふわとろ雪かき氷機

 ラムを使ったキューバ・ハバナ生まれのカクテル、モヒートが日本で流行しはじめたのは5年前。バカルディジャパンが都内でモヒートバーを開き、人気に火をつけた。変わり種として登場したのが「フローズンモヒート」。ミキサーで氷とモヒートを撹拌するのが通常の作り方だが、今回は流行の台湾風かき氷とフローズンモヒートのリミックスにチャレンジ。雪のようなモヒート風かき氷をつくってみる。

 使うのはドウシシャ「ふわふわとろ雪かき氷 DTY-16」実売価格6450円で発売中。シロップをかけるのではなく、味つけした氷をふわふわに削って食べるかき氷機だ。糖分や乳成分が入ったやわらかい氷をしっかり押さえて細かく削れる構造によって、アイスクリームとかき氷の中間のような「ふわとろ」かき氷ができる。

ふわふわとろ雪かき氷機。ブレンダーほどの大きさ、とても軽い

上にあるロックを解除して刃部分をとりはずす

分解した状態。この状態で氷をセットする

専用製氷機で作った丸い氷しか入れられない

ぎざぎざがついた刃で氷を固定して回転させる

氷かき刃は鋭い。子供がいる家は注意したい

ダイヤルで細かさを調整できる

 まずは公式レシピでもとくに美味しそうな「マンゴーかき氷」を作る。100%果汁のマンゴーピューレは手に入らなかったので濃縮還元のマンゴージュースに砂糖を足し、専用製氷カップに入れて冷凍庫で一晩凍らせ、かき氷機にセットした。

 ボタンを押すだけでかき氷ができあがる……はずだったのだが、初めはうまく氷がかけなかった。マンゴーがデザートカップにぽたぽた垂れるだけで刃が空転してしまった。糖度が高く、削り方を「細かく」に振りすぎていたのか。刃の高さを調整して少しずつ「粗く」方向にダイヤルを回していくと、しゃかしゃか言いながら氷がデザートカップに落ちてきた。スプーンを入れると、ちょっと氷は粗めだが、おいしい。

ためしに作ってみた「なんちゃってマンゴーかき氷」

マンゴージュースを一晩冷凍庫で凍らせる

製氷カップからかき氷器にコツンと落とす

ボタンを押すとかき氷がシャキシャキ出てくる

さらさら、ふわふわでおいしいかき氷ができた

 練習は終わり、本番のモヒート風かき氷だ。

 モヒートはホワイトラム、ライム、ミントの葉、シロップ、ソーダを混ぜたカクテル。ふわふわとろ雪かき氷ではアルコールを入れたかき氷はつくれないので、ネットで見つけたレシピを参考につくる。ミントシロップにライムジュースを入れた「モヒート風シロップ」を水割りにして、冷凍庫に入れて一晩待った(そもそもアルコールは凍結温度が低いので、マイナス18℃程度の家庭用冷凍庫ではアルコール度数15度程度のお酒しか凍らない)。

材料
明治屋 ライムジュース 90ml
モナン ミントシロップ 45ml
水 適量

 ライムグリーンの氷をかき氷機にセット、ボタンを押すとしゃかしゃか落ちてくる。成功だ。やっぱりミントシロップが甘すぎるためか氷はさらさらとまではいかなかったが、子供のころに家で作っていたかき氷よりも細やかな氷ができる。

 スプーンで口に入れると、甘酸っぱいライムミントシャーベットの味。炭酸水を足して甘酸っぱいモヒート風ソーダにしてもおいしかった。最後は大人のかき氷、グラスにかき氷を移して、ホワイトラムのハバナクラブを周りから入れ、スプーンで軽く混ぜる。中心にシャクシャクとした甘酸っぱいかき氷、まわりはとろりしたラム酒。パフェのように細めのスプーンで食べながら飲むとたまらなくおいしい。

本番のモヒート風かき氷。ミントシロップ、明治屋のライムジュースを凍らせる

セットしてマンゴーと同じようにかく

ミントをのせてモヒート風かき氷の完成!

おや?ハバナクラブ3年先生ではありませんか

外側から注いで軽くかき混ぜると「ふわふわ」が中心に残ったフローズンモヒート風カクテルができあがる。大人でよかった

 製法そのものはとても簡単、あっという間においしいかき氷ができるのは楽しい。専用製氷カップ1つでおおよそデザートカップ2杯分のかき氷ができる。製氷カップは2つ付属するので都合4人分のかき氷が作れることになる。

 サイズは幅145×奥行き185×高さ340mm、重量は約1.2kg。定格消費電力は25W。一般的なブレンダーほどのサイズだが上下を分解すれば高さを低くして収納できる。パーツごとにお手入れができるのは便利。刃がかなり鋭いので小さな子供がいる家では気をつけたい。数mmだけ削り残しができるのは少し残念だが、ぽんぽんとデザートカップに落として食べられるのでまあ構わない。

 ドウシシャは大人向けのかき氷機をシリーズ化しており、本製品もその1つ。季節性のキッチン家電ではあるが1台持っていると、その季節が楽しみになるのでよい。冬にあたたかい部屋でフローズンモヒートというのもまたいいかもしれない。

製氷には専用カップを使う

十字が入って氷がはずれやすくなっている

公式レシピ本がついてくる。おいしそう

パーツごとにお手入れできる

若干かき残しができる。ポンポン落として食べた

 以上をもって肉祭りはつつがなく幕を閉じた。唐揚げ、ハンバーグ、とんかつ、角煮、最後のモヒート風かき氷に至るまで、おおむねおいしくいただけた。では肉料理の神器、ヘルシオ ウォーターオーブン、フィリップス ノンフライヤー、ヘルシオ ホットクック3製品からもっとも買いたい1製品を選ぶとなると、どうなるか。

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