「ヌルヌル」と「入口」が重要!?
ブラックフライデーまでほぼ1ヵ月。今年こそ新しい「ゲーミングディスプレー」を買おうと考えている人も多いかと思いますが、ここで1つ素朴な疑問が。ゲーミングディスプレーを“ゲーミング”たらしめている要素とはいったい何でしょう?
冒頭から大上段に振りかぶってはみましたが、どうも明確な定義はなさそうです。それでも目の前の外付けディスプレーが、ゲーミングかそうでないかを判別する手がかりはいくつか存在するかと思います。
ピカピカ光ってればOK……? 言いたいことはわかりますが、オフィスに並んでる液晶ディスプレーにLEDテープを巻き付けてピカピカさせても、ゲーマー諸氏は見向きもしないでしょう。おそらく外観以外にも両者を分ける要素があるはずです。
というわけで、筆者が考えた答えは「ヌルヌル」と「入口」です。
具体的にはリフレッシュレートと応答速度がおもな要素で、リフレッシュレートが高いほど映像の動きがヌルヌルと滑らかになり、応答速度が速いほど残像を抑えられるため、画面上の敵の動きなどを捉えやすくなります。
その次に重要なのが、ゲームジャンルごとに適した画面サイズ、アスペクト比、解像度、そして映像のズレ(ティアリング)やカクつきを軽減するVRR(可変リフレッシュレート)などの機能でしょう。
とは言え、せっかくの高性能ディスプレーも、PCやゲーム機から映像を受け取るためのインターフェース、つまりHDMIやDisplayPortといった入口が対応していなければ、その実力を十分に発揮できません。もちろん、PCやゲーム機側の映像出力能力も重要になります。
これらに加えて、ディスプレーメーカー謹製の各種アシスト機能がゲーマーのプレイをよりサポートしてくれる、といった塩梅かと思います。
リフレッシュレートと応答速度に注目!
それぞれの役割を軽く紹介しましょう。
■リフレッシュレート……1秒間に画面を何回書き換えられるかをあらわします。一般的なディスプレーでは60Hzがひとつの基準で、これは「1秒間に画面を60回書き換えられる」という意味になります。ゲーミングディスプレーなら120Hzや144Hz以上をひとつの目安にしたいところです。。
この数字が大きいと、たとえばFPSの場合は画面上の相手の動きが滑らかになるため、照準を合わせて撃ち続ける、といった際に有利になる傾向があります。ただし、その性能を活かすにはPCやゲーム機側も高いフレームレートで映像を出力できる必要があります。
■応答速度……画面上に並んでいる画素が、ある色から別の色へと切り替わるまでに掛かる時間を指します。単位はms(ミリ秒)で、たとえば5msなら0.005秒という意味になります。この数字が大き過ぎると、画面上で動く敵などに残像が付いてしまい、見づらくなります。つまり、基本的には数字が小さいほど好ましいわけです。
ただし、ちょっと注意したいのが測定方式の違い。GtGやMPRTなど複数の指標があり、同じ「1ms」でも意味が異なります。また、応答速度を速める設定によっては、かえって不自然な残像が発生することも。メーカー公称値だけで単純に優劣を判断できない点は覚えておきましょう。
■HDMI……ディスプレーとゲーミングPC(ないしゲーム機)をつなぎ、映像や音声を伝送するための接続規格です。端子がほぼ台形なのでわかりやすいですね。
いくつかのバージョンがあり、よく見掛けるのはHDMI 2.0とHDMI 2.1でしょうか。HDMI 2.0は一般的に4K解像度/リフレッシュレート60Hzなどに対応し、HDMI 2.1では4K解像度/120Hzや8K解像度/60Hzといった、より高解像度・高リフレッシュレートの映像伝送が可能になります。
フルHD解像度で144Hz程度のゲーミングディスプレーならHDMI 2.0でも十分な場合が多いものの、4Kで120Hz以上の表示を狙うならHDMI 2.1対応をチェックしたいところ。ただし、同じバージョンでも製品によって対応する機能や伝送速度が異なるため、実際に出力できる解像度とリフレッシュレートを確認することが大切です。
■DisplayPort……四辺の一ヵ所だけ欠けたような形の端子で、ゲーミングPC(ビデオカード)ではHDMIと並んで搭載されていることが多いでしょう。高解像度・高リフレッシュレートの映像伝送に対応しており、PC向けディスプレーではおなじみの規格です。
大きな特徴のひとつは、対応する機器同士ならDisplayPortケーブルでディスプレーを“数珠つなぎ”にできること。1台ずつパソコンとつなぐ必要がなくなるため、ケーブルワークがシンプルに済みます。ただし、これにはMST(Multi-Stream Transport)への対応や、ディスプレー側の映像出力端子などが必要です。すべてのDisplayPort搭載製品で利用できるわけではありません。
HDMI同様いくつかのバージョンがあり、DisplayPort 1.4やDisplayPort 2.1などが代表的です。DisplayPort 1.4でも高解像度・高リフレッシュレートの表示が可能ですが、条件によってはDSCと呼ばれる映像圧縮技術を利用します。DisplayPort 2.1では、対応機器の組み合わせによって、さらに大きなデータ量を伝送できます。
とは言え、必ずしも新しいバージョンでなければならないわけではありません。重要なのは、使いたいディスプレーの解像度とリフレッシュレートを、PC側の出力端子も含めてサポートしているかどうかです。
なお、先ほど触れたVRRも、ゲーミングディスプレーを選ぶ際には確認しておきたい機能です。PCやゲーム機から出力される映像に合わせてディスプレーの表示更新タイミングを調整し、画面のズレやカクつきを軽減してくれます。AMD FreeSyncやNVIDIA G-SYNC Compatibleなどが代表例ですが、こちらも使用する機器との対応状況をチェックしておきましょう。
というわけで、とりあえずゲーミングディスプレーを使ってみたいという人は、まず【リフレッシュレート144Hz以上、応答速度が速く残像が少ないこと、そして必要な解像度・リフレッシュレートに対応したHDMIないしDisplayPort端子を搭載】という条件を目安に探してみましょう。
なかでも「ヌルヌル」を左右するリフレッシュレートと応答速度、そしてその性能を引き出すための「入口」は重要です。遊びたいゲームや使用するPC・ゲーム機に合わせて選べば、ゲーミングディスプレー選びで大きく失敗する可能性は減るはずです。
条件に合うゲーミングディスプレーを発見!
【リフレッシュレート144Hz以上、応答速度1ms以下、そしてHDMI 2.0ないしDisplayPort 1.4を搭載】という条件でゲーミングに使えそうな一台を探してみました。JAPANNEXTの「JN-i27G200Q-HSP」はいかがでしょう?
【Amazon限定】 JAPANNEXT 27インチ IPS WQHD ゲーミングモニター JN-i27G200Q-HSP 【2年保証】 | 2560×1440,200Hz/1ms(MPRT),HDMI2.1,DP,sRGB:100%,HDR,PS5,WQHD:120Hz接続,高さ調整,ピボット(縦回転)
27インチの液晶ディスプレーで解像度はWQHD(2560×1440)、アスペクト比は16:9です。色域もsRGBカバー率100%と鮮やか、ゲーミングからオフィス作業まで幅広く使える一台と言えます。
肝心のゲーミングディスプレーとしてのスペックはと言えば、リフレッシュレートが200Hzで応答速度は1ms、インターフェイスとしてHDMI 2.1およびDisplayPort 1.4を2基ずつ搭載しています。すべての条件を満たしていますね!
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