コンシューマー・オーディオ部門責任者ラザ・ハイダー氏にもインタビュー
激しいワークアウトでもズレないオープンイヤーがすごかった! Bose新製品発表会「BOSE GYM」完全レポート
2026年10月15日 10時30分更新
Boseは10月14日、最新オープンイヤー製品を体験できるメディア向けイベント「BOSE GYM」を開催した。
会場では、「Bose Ultra Open Earbuds(第2世代)」と「Bose Sport Open Earbuds」の2製品が紹介され、実際に装着してその特徴を体験できた。
また、フィットネストレーナーのAyaさんによるトークセッションや体験ワークアウトも実施。本記事では、イベントの模様を紹介するとともに、Boseのプレミアム・コンシューマー・オーディオ部門を統括するラザ・ハイダー氏へのインタビューをお届けする。
Bose Ultra Open EarbudsとBose Sport Open Earbudsについて
Bose Ultra Open Earbuds(第2世代)は、通勤や仕事、リラックスタイムなど、日常の幅広いシーンで上質なリスニング体験を提供するために開発された製品。
初代モデルで確立されたカフ型デザインを継承しつつ、面取り加工を施した高級感のあるメタリックキャップを採用し、より洗練された外観へとアップデートされている。
音響面では新設計のドライバーを搭載し、第1世代と比較してより深みのある低音と迫力ある大音量を実現。中核技術であるBose OpenAudioテクノロジーにより、骨伝導とは異なり空気を介して音を届けることで、音漏れを最小限に抑えながら圧迫感のない自然な装着感と豊かな音響を両立している。
新機能として導入されたシネマモードでは、Bose TrueSpatialテクノロジーを活用し、セリフを中央に明瞭に定位させながら広大な音響空間を創出することで、動画やポッドキャストを映画館さながらの臨場感で楽しめるという。
再生時間はイヤホン単体で最大9時間、自立可能でワイヤレス充電に対応した新ケースの併用で合計最大28.5時間の再生が可能。通信面ではBluetooth 5.4やマルチポイント接続に加え、aptX Adaptive対応のSnapdragon Soundをサポートし、高音質かつ低遅延な再生を実現している。
Bose Sport Open Earbudsは、優れた安定性、快適性、耐久性をオープンオーディオの利点と高次元で融合させたスポーツ用モデル。
装着部には弾力性のあるシリコン素材を用いたマット仕上げのCアーム型カフを採用しており、耳をやさしく包み込むスリムかつ軽量な構造によって、頭を激しく振る動作や側転のような動きでもずれない確かなホールド力を発揮している。
本体には表面に凹凸加工を施した物理ボタンが備えられており、ワークアウト中に手が汗ばんでいても音楽再生や通話、音量調節を確実に操作できるとする。
音響面では専用設計のダイナミックドライバーを搭載し、Bose OpenAudioテクノロジーによって周囲の環境音を自然に把握しながらバランスの取れた豊かなサウンドを届けるとともに、騒音の変化に合わせて音量を一定に保つ自動音量調節機能を備えている。
バッテリーは単体で最大7時間、握りやすい半透明の蓋を備えた自立型ワイヤレス充電ケースを併用することで合計最大29時間の再生が可能だ。
イベントでは特別プログラムでAyaさんのトークセッションを実施
イベントではフィットネストレーナーのAyaさんをゲストに迎えたトークセッションおよび、Bose Sport Open Earbudsを装着しての体験ワークアウトも実施。
トークセッション内でAyaさんはオープンイヤーについて「普段のフィットネスクラスでは、参加者が自身のイヤホンで好きな音楽を聴きながら参加することがあり、耳を塞いでいるために自身の呼びかけが届かず、同じ指導を繰り返さざるを得ない場面があった」とコメント。
続けて「Bose Sport Open Earbudsであれば、参加者が自分の聴きたい音楽を楽しみつつ、インストラクターの指導の声もしっかり聞き取れるため、安全性の観点からも『クラスの生徒にぜひ着けてほしい』」と高く評価した。
コンシューマー・オーディオ部門ラザ・ハイダー氏インタビュー
「Boseはすべての人とデバイスへ最高の音を届ける」
イベント終了後には、Boseのプレミアム・コンシューマー・オーディオ部門を統括するラザ・ハイダー氏に個別インタビューを実施することができた。
日本市場への展望や新製品に込めたこだわり、今後の製品展開などについて話を聞いた。
――Boseがオープンイヤー製品を開発した一番の理由・ポイントはなんでしょうか?
周囲の環境音を自然に認識しながら音楽を聴きたいという市場の強いニーズに対し、既存製品が十分に応えられていなかったことが参入の主な動機です。Boseは独自の指向性音響技術を活かし、トレンドであったイヤーカフ形状に着目して初代モデルを完成させました。
発売後の市場急拡大に伴うユーザーフィードバックを受け、現在は3点に重点を置いて進化させています。具体的には、屋外でも十分な音量を確保する大型ドライバーによる大音量化、声を学習・抽出する新マイクアルゴリズムによる通話品質の向上、激しい運動時でもズレない装着感と防滴素材を採用したアクティブ仕様の強化です。
――ノイズキャンセリングで知られるBoseですが、オープンイヤーにおける他社との差別化ポイントを教えてください?
差別化の柱は「快適性(コンフォート)」「音質(サウンドクオリティ)」「デザイン」の3点です。
――他社もスニーカーなどの色をカラーリングに取り入れていますが、今回のグリーンのようなカラー選択は屋外やワークアウトなどアクティブユースを意識したものですか?
白と黒の定番色を軸としつつ、季節性やトレンドに合わせて柔軟に新色を展開する方針をとっています。カラー選定においては、スニーカーやファッションだけでなく、インテリア、家具、バッグ、自動車など多岐にわたる分野をリサーチする専門のトレンド調査チームが分析を行っています。
また、オーディオ機器がアクセサリーや自己表現の一部となっているトレンドを受け、近年は身につけやすさやデザイン性も強く重視しています。
――日本のユーザーに対してどのようなマーケティングやアプローチを考えていますか?
日本でも快適性・音質・デザインは重要ですが、それぞれの要素の中にはさらに細かい独自開発のフレックスジョイントや音漏れを防ぐウェーブガイド技術などがあります。それを市場に合わせてしっかり伝えるアプローチをとっていくことが重要だと考えています。
加えて、今回のフィットネストレーナーのAyaさんのように実際に使っている姿を見せることや、メディアによる実機レビューを通じた発信を重視しています。
――これからBose製品を使いたい日本のユーザーへのメッセージをお願いします
Boseにとって最も重要な要素は「サウンド(音)」であり、音には集中やリラックス、感情を呼び起こす力があります。
他社がAIやPCなど多角化を進める中、Boseは純粋に優れたサウンドの研究に特化し、世界中のすべての人とデバイスへ最高の音を届けることに注力していきます。
――ありがとうございました。
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