「お内裏様の瞬きが見える距離まで、行っちゃう?」秋の岩槻へ“生きた雛人形”に会いに行く
この記事は、東日本連携都市観光サイト「つなぐ旅-東日本- ひがしにほんトラベルガイド」に掲載された観光情報ニュースを再編集したものです。
ひな壇の上でお内裏様がふっと瞬きをする──。そんな光景に出会える街があります。
雛人形といえば、ガラスケースの向こうで静かに微笑んでいるもの。ずっとそう思い込んでいました。「あの華やかな世界に、手が届くほどの距離まで近づけたらな」。一度でもそう感じたことがあるなら、このお祭りはきっとあなたのためのものです。
50周年、秋へ舞台を移す「岩槻まつり」
2026年10月4日(日)、日本有数の雛人形の産地として知られるさいたま市岩槻区で「人形のまち岩槻まつり」が開催されます。50回目の節目となる今年は、厳しい猛暑を考えて、開催時期を夏から10月へ移しました。涼しい風のなかを歩き回れるのは、ちょっとうれしい変更です。
主役は「ジャンボひな段(人間雛)」。特設ステージに組んだ巨大なひな壇に、公募で集まったさいたま市民が、絢爛な衣装をまとって並びます。夕暮れとともにライトアップが始まると、まるで絵巻物から抜け出してきたかのように浮かび上がる内裏雛や三人官女、五人囃子に、思わず足が止まるはず。
通りに出れば、日光御成街道の宿場町の歴史を今に伝える「黒奴(くろやっこ)」行列や、人形仮装パレードが練り歩きます。独特の掛け声、ひょうきんな足さばき、宙を舞う毛槍。見ているだけで、こちらの背筋までしゃんと伸びてくる気がします。駅前通りには色とりどりの屋台が並び、和太鼓やダンスの響きが秋の宵を彩ります。
屋台の灯りからステージに目を移したら、お雛様とふと目が合うかもしれません。秋の日曜日、50年分のぬくもりが詰まった岩槻へ。そこでは、人形の国に足を踏み入れたような、不思議な景色に出会えますよ。
人形のまち岩槻まつり
●開催日時:2026年10月4日(日) 13:00〜20:30
※雨天決行
●主催者:人形のまち岩槻まつり実行委員会
●会場:岩槻人形博物館駐車場、岩槻駅東口周辺ほか
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