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パロアルトネットワークスが示す、防御のための2つの戦線と変革を導くAIセキュリティ

フロンティアAI対策を国内組織はどう捉えているか “内製化への意欲”と待ち望む“政府主導のガイドライン”

2026年08月31日 07時30分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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フロンティアAIと“戦うためのAI”と、企業を“進化させるAI”

 加えてGTMストラテジーを担当する和田一寿氏からは、前述のイベント内で語られたフロンティアAIで進化する脅威との戦い方について共有された。それは、脅威防御を「Frontier 1」と「Frontier 2」に分けるアプローチだ(ここでのFrontierは「戦線」の意味)。

フロンティアAIで進化する脅威と戦うための2つの戦線

 Frontier 1は、従来推進されてきたゼロトラストをクラウドやSaaS、AIにまで拡張し、これまで以上に“抜け目”のない状態をつくりだす「Extended Zero Trust」だ。「ただ、すべての脆弱性を管理した上で、すぐにパッチを当てられる企業は世界中を見渡しても恐らくいない」と和田氏。

 そこで、Frontier 1が突破されることを前提として構築するのが、Frontier 2である「Threat Neutralization(無力化戦線)」である。こちらは、異変を迅速に検知・対応するための基盤だ。パロアルトネットワークスもPlatformization(プラットフォーム化)を進める中で、この2つの戦線を築くためのマルチプラットフォームを拡充してきた。

 なお、同社の「Unit 42」によるコンサルティングとエクスポージャ分析などを組み合わせたフロンティアAI対策の評価・可視化サービス「Frontier AI Defense」も提供中だ。

2つの戦線を築くための機能をプラットフォームとして提供

 またイベントでは、フロンティアAIを脅威として捉え、AIを活用して防御する“Fighting AI with AI”だけではなく、AIによって自組織を変革する“Advancing with AI”もテーマであった。AIエージェントを中心としたAI活用を推進する上で欠かせないのが、セキュリティやガードレール、ガバナンスといった自社のAIを対象としたセキュリティである。

 参加者アンケートでは、約6割(61.6%)がAIエージェントを本番利用もしくはPoC中と回答し、さらに約5割(53.6%)がAIに対するセキュリティの初導入を検討中という結果だった。「新たなセキュリティソリューションは、同じ業種や日本の組織にインシデントが発生してから予算が振られがちだが、AIセキュリティは既にこれだけの方々が導入を検討しており、導入済みの組織すらいる」(和田氏)

「Frontier AI Open Summit」におけるAIエージェントに関するアンケート結果

 パロアルトネットワークスも、AIセキュリティプラットフォーム「PRISMA AIRS」を提供し、他のセキュリティ基盤も含めたマルチプラットフォームでこの新たな領域の脅威やリスクに対応している。同基盤も順調に検討が進んでいるとのことだ。

AIセキュリティもマルチプラットフォームで提供

 和田氏は、「日本組織がAIを使いこなして生産性や売上を向上できるよう、Fighting AI with AIとAdvancing with AI、2つのAIセキュリティで貢献してきたい」と締めくくった。

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