MSI「Crosshair 16 Max HX」レビュー
MAXの名は伊達じゃない! VRAM 12GB版RTX 5070搭載ゲーミングノート! フレーム生成と165Hz有機ELで人気ゲームも滑らかに遊べる相棒だ
VRAM12GB+フレーム生成で実ゲーム性能UP!
それではCrosshair-16-Max-HX-E2WGXK-2699JPのパフォーマンスを見ていきたい。先にまだ触れていない内部スペックを紹介しておくと、メモリはDDR5-5600で32GB(16GB×2枚)、ストレージはNVMe SSD(PCI Express 4.0 x4)で容量1TBだ。CrystalDiskMarkで計測した転送速度も、シーケンシャルリードが約7GB/s、同ライトが約4.2~6GB/sと高速クラスと言える値だった。内部的にはGen 4スロット、Gen 5スロットの2スロットを備えているようだ。2基のSSDでRAID 0も構成可能といった表記もあった。
まずはCPUから。CINEBENCH 2026および3DMark CPU Profileを実行した。CINEBENCH 2026のスコアは、Multi Threadingが6194pts、Single Threadが511ptsだった。3DMark CPU Profileは、1-threadが1250ポイント、そこからスレッド数が増えていくほどにスコアも伸びている。18コア18スレッドのCPUなので、16 threadsからMax threadsでも若干だが向上し、13393ポイントを記録した。十分なマルチスレッド性能であるとともに、ゲーミングで求められるシングススレッド性能もまずまず高いスコアだ。
PCMark 10 Extendedで、アプリケーション性能を見ておこう。グラフのとおり、特出しているのはGamingシナリオだ。その上で、すべてのシナリオで1万ポイントを上回っており、Overallも1万3483ポイントと高スコアだ。本命はゲーミングとして、PCとしての性能も優れている。
3DMarkを見てみよう。Speed Way、Steel Nomadといった高解像度、DirectX 12 Future Level 12_0系のベンチマークでは3000ポイント台にとどまる。ここは、DLSSやフレーム生成でなんとかしようというところだ。レイトレーシングについてはPort Royalが8723ポイントとまずまず高い。また、Solar Bay Extremeで1万2301ポイント、Time Spyで1万3673ポイントと、1万ポイントを超えている。
ここからは実ゲーム系ベンチマークを見ていこう。まずファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク。ネイティブ解像度の2560×1600ドット、最高品質は86.11fps、スコアは1万2196ポイントで評価は「とても快適」だ。最低fpsは53fpsと、基準の60fpsを下回っているが、映像を見ているかぎりはスムーズだった。参考までに、2560×1440ドットでは平均91.10fpsと、5fpsほど向上した。1920×1080ドットまで落とすと平均128.8fpsと、165Hzパネルの性能を活かせそうなフレームレートで、評価も「非常に快適」に向上した。
次にサイバーパンク2077。ネイティブ解像度では、レイトレーシング:低で71.38fpsと60fpsラインを超えていたが、レイトレーシング:中では60fpsを切ってしまった。こうした時はフレーム生成の出番だ。フレーム生成(4x)を適用すると193.35fpsと一気に向上した。映像は滑らかだがさすがにパネル性能以上のフレームレートなので、ベースの画質を1段引き上げてみた。レイトレーシング:ウルトラのフレーム生成(4x)では、135.24fpsが記録できた。
マーベル・ライバルズ。画質:高ではネイティブ解像度でも69fpsを記録できているが、これも最高に引き上げると60fpsを割り込んだ。マーベル・ライバルズもフレーム生成を利用できるので、2x設定では82fps、5x設定では157fpsと十分なフレームレートが得られた。
サイバーパンク2077、マーベル・ライバルズのようなAAAタイトルでは、比較的早い段階からフレーム生成が取り込まれ、マルチフレーム生成もすでに利用可能になっている。そして、最高画質設定はGeForce RTX 5070 Laptop GPUにとってやや重い。ただ、ここでフレーム生成を利用すれば十分に快適なフレームレートが得られるわけだ。なお、フレーム生成もVRAMを消費する要因で、マーベル・ライバルズのフレーム生成ONの場合で9GB消費していた。12GB版であることが、この十分なフレームレートにつながった可能性がある。
競技タイトルの例としてレインボーシックス シージを見てみよう。最高画質プリセットのウルトラ+でも129fpsだったので、プレイは快適だ。ただ、165Hzパネルを搭載しているので165fpsを目指したい方も多いだろう。165fpsを満たすべくプリセットを下げていくと、中~低あたりがよさそうだという結果だった。競技者の多くは、フレームレート側をより重視するだろう。今回のように画質設定引き下げや、あるいは今回は計測していないが、解像度側を引き下げる選択肢もある。
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