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CPUにも酷暑対策を! 2026年オールインワン水冷CPUクーラー5選

2026年07月24日 14時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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ASRock
「Steel Legend 360 LCD」

 まずはAIO⽔冷CPUクーラーに今年新規参⼊したASRockの「Steel Legend 360 LCD」だ。マザーボード、ビデオカードで定番⼈気となっている「Steel Legend」シリーズの名を冠した製品だ。

ASRock「Steel Legend 360 LCD」。販売価格は、2万3000円前後

 堅牢な耐久性が特徴の「Steel Legend」シリーズは、ホワイト&グレーを基調としたデザインと、各部に配されたSteel Legendロゴが目を引く。ホワイトコーディネートPCビルドにも十分推せるが、何と言っても、Steel Legendシリーズでそろえた際の統一感が抜群なのだ。

 定番のツートンカラーデザインだけでなく、ブラック仕様の「Steel Legend Dark 360 LCD」をラインアップしている点も推しの理由のひとつ。

木目調デザインなど、シックなPCビルドにおすすめの「Steel Legend Dark 360 LCD」。オールブラックのなかに、映えるワンポイントデザインがいい感じだ

 「Steel Legend 360 LCD」は、ひとつにまとまったデザインのPCビルドを目指せるだけではない。製品サイトには、次世代ポンプの採用や液晶ポリマー素材のハイエンドファン搭載など、惹かれる文言が並んでいる。

 AIO水冷の魅力を高めるプラスαがしっかりと盛り込まれている。それが、存在をアピールしてくる大型の水枕だ。そのうえ、CPUソケット周辺に風を生み出し、電源回路やメモリーの冷却を手助けする70mm径の大型VRMファンが内蔵されているのも大きなポイントだ。

 水枕にはアドレサブルRGBのLEDが内蔵されている。CPU周りに彩りを加えてくれるのも、魅力のひとつになる。そんな魅力ある機能とスペックを備えながら、2万3000円前後の価格となっているのも評価ポイントだ。

液晶パネルとLEDを備えた大型の水枕。全高10cm弱の水枕は目立つこと確実

 基本スペックはラジエーターが360mmサイズで、実サイズは397×120×27mmとなる。ラジエーターファンは120mm径で、ファンブレードに液晶ポリマー素材が採⽤され、ファン回転数は0〜2500rpm ±10%に対応する。ファンの⾵量は、最⼤76.7CFM、静圧は最⼤4.16mmH2O、騒⾳値は最⼤38.3dBAとなっている。

360mmラジエーター。グレーカラーのファンブレードが目を引く、120mm径ファン×3基が取り付け済みとなっている

360mmラジエーターには、12本の流路とアルミニウム製コルゲートフィンが詰まっている

液晶ポリマー素材を使ったハイエンドファン。ファンブレードの端がリング形状に繋がっている

 製品サイトに水冷ポンプの性能指標となる揚程と流量が記載されているのも、水冷好きとしてはうれしいところ。その性能は、揚程2.3メートル、流量1.76L/M(105.6L/H)。比較対象は多くないが、本格水冷向けの水枕内蔵ポンプや小型ポンプと比べても高いスペックを誇る。

3相6スロット4極駆動モーターを搭載した次世代冷却ポンプを採用。液体を持ち上げる力となる揚程(Pump Lift)と、毎分の流量(Flow Rate)が明記されている

LCDパネル&VRMファンを備えた大型水枕

 特徴となる大型水枕にはポンプが内蔵されており、回転数は1200~3100rpm ±10%のPWM制御に対応している。ポンプはラジエーターを流れる水量が最も多い最大回転数で運用するのがベストだが、音(高周波系)が気になる人は、回転数をカスタマイズするといいだろう。

水枕。VRMファンは70mm径で、最大回転数は3000rpm ±10%となっている

解像度480×480ドットの3.4型液晶パネルを搭載したトップカバー。ホワイト&グレーのツートンカラーで、ロゴも配されている

液晶パネル部と水枕はマグネットで固定する。また、内側の上部面にはLEDも確認できる

水枕からはポンプへの給電、制御用の4ピンPWMコネクターが出ている

水枕の下部には、VRMファンからの風をCPUソケット周辺に送るスカートを備える

大きめなCPU受熱ベース部。インテル、AMD CPUともにしっかりと覆える

付属品から取り付け工程までをチェック

 ここからは、製品サイトからは分からない取り付け工程から、液晶パネルやLEDライティングの制御までひと通り確認していこう。

 「Steel Legend 360 LCD」は、水枕のマウントブラケットがインテルとAMDで共通なため、環境にあわせての付け替えは不要だ。これもあり、取り付けに使用する付属品は少なめになる。見やすい紙のマニュアルが付属しているほか、チューブの位置を整えて、見た目を良くするチューブコームが3個付属しているのもうれしい。

多数のイラストで説明されたマニュアルが付属。サッと確認できる紙のマニュアルは、はじめて取り付けるひとには大事なポイント

 取り付け工程の難易度を評価するなら、5選のなかでは5段階評価で★3つの真ん中だろう。水枕の固定工程は、マザーボードの固定に使用するマウントブラケットがインテル、AMDで共有となっているうえ、マザーボードとの固定ネジがマウントブラケットに備わっているので、作業性は良好だ。

 ただ、液晶パネルとVRMファンが搭載されているため、ケーブルとコネクターが多くなっている。マニュアルを確認しながら作業すれば問題ないレベルではあるが、計3本のケーブル配線と計5つのコネクターの接続は、初めて水冷CPUクーラーを導入する人には、「ケーブルの取り回しってどうするの?」「このコネクターはなに?」と、少し悩むかもしれない。

液晶パネル用のフラットケーブル。USB Type-Cから、4ピンPWM、3ピンアドレサブルRGB LED、USB2.0ヘッダーコネクターに変換される

インテル向けバックプレートと、バックプレート固定用スタンドオフ。バックプレートが金属製なのがすばらしい

AMD向けブラケット。固定ネジはマザーボード標準付属のブラケットのモノをそのまま使用する

ラジエーター固定用ネジ。12本付属する

3個のチューブコーム、グリス、グリス塗布用ヘラも付属している。チューブコームにはASRockロゴが入っている

バックプレートを取り付け。マザーボード側の樹脂スタンドオフで、ある程度固定できるが、バックプレートのシールで、しっかりと固定したい

水枕はチューブ基部が、M.2スロットや拡張スロット側になるように載せる

マウントブラケットのネジをドライバーで押しながら、少しずつ締め込んでいこう。なお、水枕の全高が高いので、軸の長いドライバーを用意したい

大型の水枕となるが、メモリースロットとの干渉は心配無用だ

AMD環境ではマザーボード標準装備のブラケットと、付属ブラケットを付け替えればいい

M.2ヒートシンクやメモリースロットとのクリアランスも問題なしだ

マザーボード固定ネジはブラケット側に備わっているため、取り付け工程はスムーズに行なえる。水枕のマウントブラケットはインテル、AMDで共通なのもいいところ

3基のファンはフレーム部で連結されている。マザーボードに接続するのは、ケーブル1本でオッケーだ

液晶パネルの表示は細かくカスタマイズ可能

  液晶パネルの制御は、ソフトウェアの「Polychrome DISPLAY」から実行する。画面は日本語での表示に対応しているので、表示する映像やシステム情報などのカスタマイズに詰まることはないだろう。

 プリセット項目は多くはないが、プリセットをベースにCPUやビデオカードの名称を自分の環境にあわせて変更するだけでも愛機感が増す。

水枕に搭載されたLEDがCPU周りを柔らかく彩っている。3個のチューブコームがスッキリとした印象を与える

「Polychrome DISPLAY」。日本語表示なので、液晶パネルのカスタマイズもスムーズに行なえる

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