世界最大級のDJコンペティション「DMC World Championships」担当ディレクターに聞く
「数字では表せない評価も伝わる」 DJ世界大会のビデオ審査をDropbox Replayはどう変えたか
審査の正確さを支え、審査員の“想い”を伝えるDropbox Replay
Dropbox Replayの採用で得たメリットは、審査プロセスの簡素化や時間短縮だけではありません。たとえば「審査の正確さ」という側面でもReplayが役立っていると、マナウェットさんは説明します。
以前のメール方式の場合、審査員は「○秒~△秒部分のプレイが良い」といったフィードバックコメントを一つずつ、テキストで書き出す必要がありました。どの部分(秒数)を指しているのか、書き間違いも生じやすいため、事務局側でもチェックをしたうえで、スプレッドシートにまとめていました。
Dropbox Replayを採用した現在は、ビデオを再生しながらタイムラインに直接コメントが書き込めます。審査員はより直感的にコメントができ、チェックする事務局でもどの部分を指したコメントなのかが正確に理解できます。
さらに、Dropbox Replayを介して、審査員同士のディスカッションやコラボレーションもスムーズにできるようになりました。複数の審査員がお互いのコメントを参照できるので、審査の透明性が大きく向上したと語ります。
「ときには審査員の間で評価が分かれることもあります。その場合も、Replayならばタイムラインのどの部分について話しているかが明瞭なので、正確な議論ができます。また『ライブレビュー』の機能を使い、複数の審査員が同時にビデオを見ながら評価をするテストをしたこともありますが、これもすばらしい方法だと思いました」
そしてDropbox Replayは、大会に応募するDJにもメリットをもたらしているといいます。審査期間が大幅に短縮されたこと、審査の透明性が向上したことはもちろんですが、「審査員から、自分のDJプレイに対するフィードバックコメントがもらえること」が最大のメリットです。審査員である歴代のDMCチャンピオンたちから、生の声でコメントがもらえることは、参加するDJたちにとって励みになるのと同時に、大きな学びにもつながります。
「審査はポイント制ですが、数字だけでは表せない主観的な評価もあります。そうした評価が表れるのがコメントですから、応募するDJたちは審査員のフィードバックを待ち望んでいます。われわれは、Replayに付いた審査員のコメントにはなるべく手を加えず、そのままDropbox Paperなどに転記して、渡すようにしています」
本記事冒頭のコメントにあるとおり、クリエイティブなコンテンツを人間が評価するうえでは、必ず主観的な判断も含まれます。数値化できないそれぞれの審査員の“想い”まで載せる――そんなコミュニケーションにも、Dropbox Replayが一役買っていると言えるでしょう。
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昨年、40周年を迎えたDMC World Championships。今後もDJカルチャーを支え、発展させていくために、DMCはさらに変革し続けるとマナウェットさんは語ります。特に「デジタルエクスペリエンスの強化」は重要なテーマであり、DropboxやDropbox Replayも、そのために使っていきたいと強調します。
「より多くの人とのコラボレーションにもReplayを活用したいと思っています。たとえばDJコンペティションの認知度向上のために、ワークショップのような取り組みが考えられます。またDJ Shortkutが語ったように、オンラインで一般の方も投票やコメントができる仕組みもできたらすばらしいと思います」
そのためにも、Dropboxにはコラボレーション機能のさらなる拡充を目指してほしいとリクエストしました。そして、すべてのDJに対してはこう呼びかけました。
「DJの皆さんには、オリジナリティと音楽性にフォーカスしてほしい。ただ流行に乗るのではなく、音楽を通じて自分が何者なのか、どこからやって来たのかを表現して、わたしたちをワクワクさせてほしい。それがDMCからのメッセージです」
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