こんな旅ならしてみたい! 夜の石畳を流れていく唄と歴史「御印祭・弥栄節町流し」を見に高岡へ

文●つなぐ旅ひがしにほん編集部

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この記事は、東日本連携都市観光サイト「つなぐ旅-東日本- ひがしにほんトラベルガイド」に掲載された観光情報ニュースを再編集したものです。

 石畳の町に唄が響き、揃いの衣装の踊り手が夜の金屋町を流れていく。耳に残る節回し、祭りの熱を含んだ初夏の風、町家の灯りににじむ人いきれ、体の奥をじわりと揺れる。そんな体験が味わえる、御印祭の前夜祭「弥栄節町流し」は、高岡でしか出会えない熱気です。

 ただ景色を見るだけではなく、その土地に積み重なった歴史ごと味わいたい──。そんな旅をしたい人にこそぜひ行ってみてほしい、富山県高岡市・金屋町で受け継がれる「御印祭」をご紹介します。

高岡銅器の歴史と結びついた伝統的な祭

 2026年6月19日〜20日の2日間、富山県高岡市の金屋町にて「御印祭 弥栄節」が開催されます。

 6月19日の前夜祭は、18時から21時30分頃まで開催され、19時頃から始まる「弥栄節町流し」が主役。夜の石畳と町家の風景のなかで、唄と踊りが町全体を包み込む、華やかで没入感の強い時間です。

 この夜の金屋町は、千本格子の古い町家が並ぶ石畳に、弥栄節の唄が流れ出すと、空気が一気に変わります。揃いの衣装の踊り手たちが列をなし、足音をそろえ、しなやかに町を進むたび、沿道の視線も、拍子を取る手も、自然とその流れに引き込まれていきます。響く唄、重なる足取り、夕暮れから夜へ移る光、観客のざわめき。目だけでなく、耳も肌も、その場の熱をはっきり感じられる時間です。

 弥栄節は、もともと鋳物師たちの仕事唄として受け継がれてきたもの。高岡のものづくりを支えた人々の声が、形を変えながら今も町に残っているからこそ、単なる観光行事ではなく、この土地が何を大切にしてきたのかを、今の人たちが自分たちの体でつなぎ続けている実感が感じられるイベントになっています。

 一方、6月20日の本祭は、16時から19時に祭典などが行われ、地域の子どもたちによる児童町流しも披露されます。前夜祭の高揚感とは少し異なり、町の祈りや継承の思いがより近くに感じられる、静かな芯のある一日です。なお、弥栄節の町流しが見られるのは6月19日のみで、20日に金屋町石畳通りでの町流しはありません。

 にぎやかな観光地を巡る旅よりも、土地に残る記憶や、人が守ってきた時間の厚みに触れたい人へ。この初夏、高岡市金屋町でしか出会えない熱を、ぜひその場で感じてみてください。


御印祭 / 弥栄節町流し
●開催期間:2026年6月19日~20日
●開催時間:6月19日(前夜祭):18:00~21:30 
        6月20日(本祭):16:00~19:00       
●会場名:高岡市 金屋町各町内
●所在地:〒933-0841 富山県高岡市金屋町
※前夜祭(弥栄節の町流し)は、6月19日のみ開催されます。20日は祭典等の開催で、金屋町石畳通りでの弥栄節の町流しは開催されませんのでご注意ください。
※雨天などの場合、中止、予定変更となる場合があります。

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